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6月, 2017の投稿を表示しています

6/24 Lesson スペシャリストコース 「刺繡とは 伝統的な技術や創造性より生まれます。 同時に生きているものでもあるのです。 機械で簡単に作ったものではなく、 そこには魂がこめられているのです。」

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6/24 のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコースの10月クラスでは、ややテクニックを要する、薄手のストレッチ素材(チュール)への刺繡を進めました。通常刺繡枠にはピンと生地を張っておくのですが、手に技術がしみついて薄くてストレッチの効いた柔らかい素材に対しても、軽やかに刺繡をしていく事が出来るようになりました。刺繡枠の上で生地と揺れながらダンスを踊っている様な感覚でもあるかもしれません。美しく針を上下し手が動く様になって来ていました。 1月クラスでは、クリムトの刺繡課題を進めました。間もなく完成に近づいています。肌が滑らかな色の変化によってグラデーションし、ステッチの向きや方向でも変化が生まれ立体的な美しさが出て来ました。ポイントになる金の腕輪の表現なども完成が楽しみです。 試験に向けての練習も着々と進められ、カラフルなイニシャルが印象的でした。また、試験の一つでもある、雪の結晶のステッチのポイントを学び練習を進めました。角が多くステッチの技術が必要となりますが、繰り返していく事でスピードも美しさも磨かれていくでしょう。 4月クラスでは、スワンの刺繡を進め、終了した方はイニシャルの課題へ。糸の始末の仕方を学び、実践。その後、アウトラインステッチによる細いラインを入れていき繊細な美しい仕上がりになってきました。 終了した方はイニシャルのデザイン課題に入りました。新たな技法のサテンステッチの刺繡を立体的にして仕上げていくやり方も練習していきました。 糸始末と先端の仕上げステッチの前 イニシャルの刺繡 最後に、BSジャパンのファッション通信「シャネルが愛される理由」を見た方から素敵なメッセージを教えて頂きました。 「(ルサージュの)刺繡とは伝統的な技術や創造性より生まれます。 同時に生きているものでもあるのです。 機会で簡単に作ったものではなく、そこには魂がこめられているのです。」   試験課題の一部(雪の結晶)の練習 刺繡のひと時と共に、皆さんの素敵な想いが美しい形になっていきますように。 進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00か

6/24のレッスンの内容 オートクチュールコース  新たな素材や技術と 時代を経ても変わらない普遍的なプレス技術

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6/24のレッスンの内容 オートクチュールコース  オートクチュールコースでは、遊ぶようでありながら、想像以上に技能が求められる事を実感する課題。前回に続き、”リカちゃん”や” バービー”のドレスのパターン(型紙)をもとに縫製しました。   バービードレスで再現されたグレイスケリーのウェディングドレス グレイスケリーのウェディングドレスの構造 グレイスケリーのウェディングドレスの構造  洋服の仕立てはプレスで決まると言っても過言ではありません。 時代の変化と共に素材や付属など広範な分野にわたって目まぐるしく開発が進められ、新たな製品が生み出されています。そうした新しいものを生かす為にも時代を経ても変わらない普遍的なプレス技術を磨き、その本質を新技術へと応用していく事を目指します。それを具体的に形にする為には、技術が伴わなければなりません。一つ一つの技術や工程に裏ずけられた美しさやシンプリティ、機能性への意味と効果を理解し、全体のインプレッションを物語るオートクチュールのプレスの確かな技術を身につけていきます。  ● 使い方次第で武器になるアイロンの特性 ● 素材を生かすアイロンの当て方 ● プレスで重要な熱処理の仕方 ● 素材によって変わる温度設定 ● 柔らかな手仕事ならではのプレス   作り手のイメージと愛情が技術にこめられると生き 生きします。一人一人の使用する素材も違うので、それをプレスし出来上がってくる様子を見ながら、学んでいきました。素材やデザインによって手のかけ方や 技術も変わり、写真を撮り忘れた事を後悔してしまう程に、それぞれの方の素材に合わせたプレスが生きていく様子は興味深いものでした。 インナー部分 千鳥がけで裾上げ ドレーピングしながら仕立て 全員に参考 になる内容の時は、皆さんに集合して頂いてますが、それ以外でも他の方への個人的な説明を一緒に聞きたい場合は遠慮なく入って来て頂いてもかまいません。 1年間で身につけていく知識や技術の内容をより濃密に皆さんの経験やスキルとして蓄積していって頂けたら幸いです。  みんなの為にこんなソックスを作って下さった方も!! あ

6/24 のLesson デザイナーコース 独自のブランド設計(コンセプトからテーマやデザイン出しまで)

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6/24 のレッスンの内容 デザイナーコース デザイナーコースでは、独自のブランド設計をしてみる課題をスタートしました。コンセプトだけでなくブランド名からイメージ、テーマやデザイン出しまで進めていきます。今回は、デザインワークとして自分が決めたコンセプトに基いたイメージを伝えるためのマップを作成しました。    イメージマップの例 (トレンドカラーより)    ブランドの「全体を貫く基本的な概念」をイメージとして表現します。コンセプトを表現する雰囲気やニュアンスは、ファッションという感性やインプレッションが重視される分野で大切なソースになります。イメージの一つ一つにコンセプトを物語るストーリーを描き、さりげなくまた一方で深くしっかりとその本質を描き出します。コンセプトを掘り下げてイメージ収集をし、そこから削ぎ落して洗練させブラッシュアップ(再度そのイメージが必要かどうかを吟味して)しながらイメージワークをしていきます。 イメージマップの例 (トレンドカラーより) その後更にデザインワークして行きました。“イメージしていく事”と“ひたすら手を動かして描いていく事”はとても大切です。“イメージ”と“描いていく手”が一つのコンセプトを求めて一体化する瞬間に、インスピレーションが流れ出してくる事があります。そういった境地に進む為にも、イメージを深めて豊かに、そして何も考えなくても手が勝手に動くまでデッサン力を磨いていくと良いでしょう。日常的な慌ただしさから離れた眠りから覚める朝の時間は、インスピレーションも感じやすいでしょう。1日1日、積み重ねる事で3ヶ月、1年、3年と見違える様に変わっていきます。 新たなものが生み出されていくワクワク感が 溢れます。   イメージマップの例 (トレンドカラーより) 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で18:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

6/17 Lesson オートクチュールコース 基本の仕立て技術の応用課題

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6/17のレッスンの内容 オートクチュールコース 小さいと実物以上に細やかな美しい仕事が要求される事を実感し、想像以上に課題をこなす為に技能が求められる事を実感‥‥。 オートクチュールコースでは、今回は”リカちゃん”や” バービー”のドレスのパターン(型紙)を裁断し 手縫いのテクニックやプレスアイロンのコツ等、実践しながら学んでいきました。 一人一人、どんなイメージで作りたいか選んだ素材と共に描きながら進めていきました。 ベースとなる土台のドレス この上に表生地が仕立てられていきます。      星止めは2ミリ以下の間隔、千鳥がけも2ミリの極小の仕立て  指が巨大に見えます   人形のボディラインは結講メリハリがあります。立体裁断で型取り。 シルクピンも極小のものが欲しいくらいです。   小さくて細部の仕立ての技が益々必要とされます。    一つ一つイメージしたものを少しでも美しく表現する事に没頭する皆さんの意欲に感化されるようなあっという間のひと時でした。 皆さんそれぞれに全く違った素材を準備されている事も興味深く、どんなものが出来上がるかも楽しみです。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で15:30からとなります。   *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.         

6/17 Lesson スペシャリストコース  一日5分から着実に技術が身に付いています

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6/17のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコースの10月クラスでは、先週に引き続き試験(2回に分けて実施)に合格された方がでました。本当におめでとうございます。今回合格された方は、服飾関係の事は全く未経験でいらっしゃいましたが、とても練習熱心で“努力に勝る才能はない”という事を見せて頂いたようでした。  思い出深い作品のひとつ  半年前(入学後2ヶ月目)の作品     そして次の課題は、ややテクニックを要する、ストレッチ素材への刺繡です。通常刺繡枠にはしっかりと生地を張っておくのですが、手に技術がしみつくと、薄くてストレッチの効いた柔らかい素材に対しても軽やかに刺繡をしていく事が出来ます。何人かの方がしばらく練習されただけで、針を上下し手が動く様になって来ました。これも、今までの積み上げて来た経験や手があるからこそだと感じました。 スタート時の頃を思い出すと想像も出来ない技です。 1月クラスでは、クリムトの刺繡課題を進めました。この課題では細やかなステッチの色の陰影の美しさや流れる様な曲線美を描き、芸術的な刺繡表現をめざします。線を生かした面の表現が美しく、織物の様に描かれていく刺繡の表現力は、色の変化によってより立体的な美しさが出て来ました。ラインによって身体のの構造を描きながら肌全体を刺繡で埋めていかれました。小さな配慮ですが、クリムトの絵画の柔らかな雰囲気が出てきた様に感じます。 4月クラスでは、スワンの刺繡を完成させられた方もいらっしゃいます。糸の扱いの難しい細い銀糸を試用され、糸さばきは大変だった様ですが、繊細な美しい仕上がりとなりました。細部までとても美しく仕上がっています。他の方もステッチの重ね方等を身につけ、着々とスワンの形を描き進めていかれました。 終了した方はイニシャルのデザイン課題に入りました。デザインを追加したりレースやスパンコールなどを組み合わせる事で図案を生かし表情豊かに仕上げる事が出来ます。新たな技法としてサテンステッチの刺繡の手法も練習していきました。少し細部の刺繡は難しいですが、作品に立体感が出て存在感も増していきます。どんなものが出来ていくかが楽しみです。   銀糸によるスワンの刺繡   まつ毛の先まで美しい仕上がり 刺繡枠から外しても

6/17 Lesson デザイナーコース  ブランドコンセプトについてのプレゼンテーション

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6/17のレッスンの内容 デザイナーコース デザイナーコースでは、企画に関する実践的なレッスンをし、3つのブランドを自分で選び、ブランドコンセプトについて調べてまとめたものをプレゼンテーションしていただきました。人に伝えようとしていく中で、自分の中の整理も深まり、コンセプトがもたらしているものや、コンセプトとは何なのかという事が突き詰められていきました。 選ばれたブランドの一つは津森千里さんでした。最近のクリエーションやパナソニックとのタイアップ作品も新鮮ですね。   TSUMORI CHISATOからの新たな提案。あかりが紡ぐファンタジックなストーリー     TSUMORI CHISATO おとぎ話に出てくるような魔法のランプや惑星などのモチーフのランプ          「プレゼンテーション」の目的は、単に資料を説明することではな く、相手をいかに次の段階へ導き行動させるか。それがゴールになります。今回は初めてでしたが、伝えたい事はそれ以前に自分の中で理解し整理出来ていない といけないという事。あるいは、言葉の選び方でより凝縮した明確な伝え方が出来るという事も実感されていた様です。 その後、独 自のブランド設計をしてみる課題に向けて、そのコンセプトについて掘り下げていく話し合いをしました。会話の中で自分の中に眠っている表現したいものが掘 り起こされていくようで、生き生きとしたビジョンにこちらもワクワクしました。コンセプトとは表現者の描く想いだけでなく考え方や”生き様”の様なもので もある事を、シャネルの様な過去の偉大なデザイナーからではなく、これから新たに開花していかれる方々の中にキラキラと垣間見させて頂き感じさせて頂いた 事も新鮮でした。  スペシャリストコースでも鮮やかな表現をされていましたが、デザイナーコースではどんなデザインが生み出されていくか‥‥楽しみですね。   スペシャリストコースでの作品   次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で18:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

6/10 Lesson スペシャリストコース  技術試験(2回目追試)スクール初の合格、おめでとうございます!

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6/10のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコースの10月クラスでは、技術試験(2回目追試)を行いました。そして今回、スクール初の合格者が出ました。おめでとうございます! 一時間の中で、ステッチとビーズ刺繡の作品を美しく仕上げていく事は、熟練した技術を要するでしょう。最初時間を計って模擬試験をした時の事を覚えていますか?倍以上の時間がかかっていて、とても長い道のりに思えたのではないでしょうか?半年以上、積み重ねてきたものが、技として手に染み付いた事を実感させて頂きました。 これまでの途中経過で「もう刺繡を見たくもない。」という時期もあったのではないかと思います。それを超えられていく姿を見させて頂いて、ただただ感激しています。諦めなければ出来るという事、人には無限に可能性があるという事を実証して下さり、本当にありがとうございました。心から感謝と、祝福を贈ります。 全員で一部分ずつ分担して刺繡をしたクリムトの課題 皆さんの練習の足跡   これまでにこなして来た様々な課題 あと少しの方もいらっしゃいましたが、確実に前回よりも成長されています。日々の10分の積み重ねでも確実にスキルが伸びます。次回はきっとクリアされる事でしょう。自分自身の自信にもなっていくと思います。 1月クラスでは、クリムトの刺繡課題に入りました。色彩の立体感のある表現は、最初に濃い色の刺繡をしていき、その間に明るい色の刺繡をしていきます(髪の毛の部分など)。 肌の部分などはステッチを用いながらも線を描くというより面を描くような滑らかさを出していきます。一つ一つステッチを進めるたびに色の配合やバランスを確認していきます。背中の表現をされている方は肩甲骨や背骨のラインの骨格のベースラインを描いてから面を描く様に進められていました。いつも構想を持って進めていかれるのが素晴らしいです。 ステッチという線、ラインでもってどれだけ絵画の柔らかな表現をする事が出来るかがポイントです。柔らかさや暖かいニュアンスはルサージュでも「愛情の物語」と言われるように、情熱や気持ち、心が映し出していくものも大きいでしょう。 4月クラスでは、スワンの刺繡課題に入りました。この課題で初めて、銀糸を使って挑戦されている方がいます。銀糸も、金糸と同様に

6/3 Lesson オートクチュールコース  美しく縫い上げていける手縫いの技術を身につけるために

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6/3のレッスンの内容 オートクチュールコース オートクチュールコースでは、手縫いの基礎を全ての方が終えられました。遅れを取り戻した方々の作品も光るものがありました。 こんなリボンも素敵です   美しい千鳥がけ 細やかで丁寧なぐし縫い 角を奇麗に納めた渡しまつり 本当に星の様な星止め そして今回はミニサイズの人形のドレス制作をはじめました。手縫い の基礎で学んだ事を生かし、応用課題として実際のドレスの生地で手縫いの様々な手法に取り組みます。人形の小ささは手早く進められますが、細部の仕事に丁 寧さが求められます。細やかな美しい仕上げを身につけ、手仕事ならではの美しさや暖かみを表現していく事が出来ると良いでしょう。 ”リカちゃん”のベースパターンをもとに修正し” バービー”のパターンを作成しました。トワルで仮縫いをして確認しましたが、人間のサイズ約10分の1のサイズという事もあり細かく、かなり手縫いの技術 が磨かれると感じました。人形のコスチュームの域をこえて手仕事ならではのしっとりとしたドレスに出会えそうな予感もしました。 十分の一サイズのパターン 縫い代を7ミリにしても太く見えます レースや薄いチュール、オーガンジーを重ねながらの素材選びもわずかな質感や落感のちがいでニュアンスが変わって来ます。 パターンの構造や裁断のコツ等、実践しながら学んでいきました。本当にどんなものが出来上がるか、楽しみです。本課題を通じ、 立体裁断などの技術に入る前に、どのような素材も美しく縫い上げていける手縫いの技術をしっかりと身につけて頂きたいと願います。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で15:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

6/03 Lesson デザイナーコース  3ブランドの「全体を貫く基本的な概念」コンセプト(concept)から学ぶワーク

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6/03のレッスンの内容 デザイナーコース デザイナーコースでは、今回から企画に関する実践的なレッスンをスタートし、また先週に引き続きデザイン画も進めました。 企画では、ブランドコンセプトについて、3つのブランドを自分で選び、どのようなコンセプトを打ち出し、どのようなブランドイメージを顧客に与えているか?という事を調べていきました。コンセプト(concept)は、本来「概念」を表す言葉で、ブランドの「全体を貫く基本的な概念」を示します。 企画立案を進める際には、その基本思想を考え出す事を「コンセプトを考える・考案する・具体化する・具現化する・構築する・構成する・デザインする」などと表現します。 クリスチャン ディオールの世界観 6/03のレッスンの内容 デザイナーコース 」 以下のポイントを押さえていきました。 ●世界的なブランドへと成長したデザインチームではどのようなコンセプトメーキングがなされているか? ●永く愛され、多くの人々に憧れられる様なブランドのコンセプトにはどんなエッセンスがこめられているのか? ●ブランドコンセプトを洗練させていく為の方法。 さらに、「自分のブランドのコンセプトを立ててみる」というワークに取りかかりました。 どんなものになっていくか未知の世界が拡がるようです。   今回のデザイン画のレッスンでは、テーマを表現する洋服のデザインに取り組みました。一つのテーマから人それぞれに描く世界は違います。イメージする力や発想を柔軟にしていく事は可能です。生活の中で触れる様々なものからも発想を拡げる事が出来ます。いつもと違った角度からものを見たり、考えたりするのもちょっとしたワークになるかもしれませんね。 デザインを通して毎日がより豊かに彩られていったら幸いです。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で18:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.  

6/3 Lesson オートクチュールコース  オートクチュールの仕立ての基礎練習 千鳥がけ・渡しまつり

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6/3のレッスンの内容 オートクチュールコース 今回のオートクチュールコースでは最後の基礎練習を進めました。なかなか針目を整えるのが難しい千鳥がけは、最初にガイドの印に沿って進め、慣れてきたら自分で間隔を均一に保ちながら縫っていきました。渡しまつり等も終え、一通りの基本の縫いをしてきました。 基本練習 次回からはこれまでに練習して来た手縫いの技法を生かした応用課題としてミニサイズの人形のドレスを制作していきます。基本のパターンを準備し、素材や ディティール等はそれぞれに自分で決めて進めていきますので、イメージを描いておいて下さい。人形とはいえ、以下の写真の中央のドレスは1000万円だそうで す。驚きですね‥‥。 人形のドレスでも色々なイメージのデザインがあります。小さい分、細部の細やかな仕立てをしても針目が目立ちやすい事から、丁寧に縫い上げていく手縫いの練習になるでしょう。また、手仕事によって素材を生き生きさせる事も出来ます。そういった手のチカラを感じ、技術を身につける機会としていきます。 小さな一針一針から、それぞれのいろいろなドレスの夢が拡がって行くことでしょう。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で15:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

6/3 Lesson スペシャリストコース 職業訓練期間のクラスではドレスの極小ビーズの刺繡(本番)を開始

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6/3のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコースの10月クラスでは、引き続きドレスの 極小ビーズの 刺繡(本番)に取りかかりました。極小ビーズの扱いにも慣れてきて、どの方もステッチが安定し美しく整った刺繡が出来上がってきました。今回刺繡している生地はとても薄くて紗の様な織りの繊細な生地ですが、刺繡枠から外しても刺繡のラインの滑らか保たれています。 いよいよ完成!という最後の仕上げでハプニングが!!生地をはさみで切ってしまった方がいました。しかし、「一からやります」と言われ、生地を送ると翌日途中経過の写真を送って下さいました。   ドレスの 極小ビーズの 刺繡(本番) どの方もスタート時の事を思い出すと別人の様で、本当に感慨深いです。 1 月クラスでは、ではクリムトの刺繡課題に入りました。この課題では細やかなステッチの色の陰影の美しさや流れる様な曲線美を描き、芸術的な刺繡表現をめざ します。柔らかさや暖かいニュアンスはルサージュでも「愛情の物語」と言われるように、情熱や気持ち、心が映し出していくものも大きいでしょう。 ルサージュの刺繡 の本に「愛情の物語‥‥ルサージュではノウハウを伝え様々なテクニックを身につけ、さらにおのおのの個性的な想像力を発揮する機会を手にしていただきたい。刺繡芸術 に対する情熱をあなたと分かち合いたいと思います。」と Madame Catherine gove (カトリーヌ・グヴ‥‥2002年シャネルがメゾンルサージュを買収時から刺繡の芸術指導を託される) の言葉がのせられています。 課題を通して自分なりの愛情の物語を描いてみて頂けたら幸いです。 メゾンルサージュで刺繡をする人 4月クラスでは、スワンの刺繡課題に入りました。以下の2点が本課題のポイントになります。 ● 針の刺し方や角度、糸の引き上げ、姿勢などの刺繡の基本的なフォームを身体に覚えさせる。(意識しなくてもそのようになっていくように) ● 手仕事の仕上げによる繊細な細いラインの表現。(アウトラインステッチを入れて) 針の角度や糸の引き上げが美しくなってきています。姿勢も出来るだけ真っ直ぐに出来るようになっていくと無駄な力が入らないようになっていくでしょう。2重(一本目の真上に重ねる)にする細いライ