6/3 Lesson スペシャリストコース 職業訓練期間のクラスではドレスの極小ビーズの刺繡(本番)を開始
6/3のレッスンの内容 スペシャリストコース
スペシャリストコースの10月クラスでは、引き続きドレスの極小ビーズの刺繡(本番)に取りかかりました。極小ビーズの扱いにも慣れてきて、どの方もステッチが安定し美しく整った刺繡が出来上がってきました。今回刺繡している生地はとても薄くて紗の様な織りの繊細な生地ですが、刺繡枠から外しても刺繡のラインの滑らか保たれています。
いよいよ完成!という最後の仕上げでハプニングが!!生地をはさみで切ってしまった方がいました。しかし、「一からやります」と言われ、生地を送ると翌日途中経過の写真を送って下さいました。
ドレスの極小ビーズの刺繡(本番) |
どの方もスタート時の事を思い出すと別人の様で、本当に感慨深いです。
1 月クラスでは、ではクリムトの刺繡課題に入りました。この課題では細やかなステッチの色の陰影の美しさや流れる様な曲線美を描き、芸術的な刺繡表現をめざ します。柔らかさや暖かいニュアンスはルサージュでも「愛情の物語」と言われるように、情熱や気持ち、心が映し出していくものも大きいでしょう。
ルサージュの刺繡 の本に「愛情の物語‥‥ルサージュではノウハウを伝え様々なテクニックを身につけ、さらにおのおのの個性的な想像力を発揮する機会を手にしていただきたい。刺繡芸術 に対する情熱をあなたと分かち合いたいと思います。」と Madame Catherine gove (カトリーヌ・グヴ‥‥2002年シャネルがメゾンルサージュを買収時から刺繡の芸術指導を託される) の言葉がのせられています。
課題を通して自分なりの愛情の物語を描いてみて頂けたら幸いです。
メゾンルサージュで刺繡をする人 |
4月クラスでは、スワンの刺繡課題に入りました。以下の2点が本課題のポイントになります。
● 針の刺し方や角度、糸の引き上げ、姿勢などの刺繡の基本的なフォームを身体に覚えさせる。(意識しなくてもそのようになっていくように)
● 手仕事の仕上げによる繊細な細いラインの表現。(アウトラインステッチを入れて)
針の角度や糸の引き上げが美しくなってきています。姿勢も出来るだけ真っ直ぐに出来るようになっていくと無駄な力が入らないようになっていくでしょう。2重(一本目の真上に重ねる)にする細いラインのステッチも細く美しく描かれ、凛としたスワンの雰囲気が出てきています。
自宅でこんな練習をされた方も。習字をされていたそうで、文字のバランスも素敵です。日本の四季の美しさをを感じさせていただきました。
刺繡のひと時と共に、皆さんの一日一日が素敵なものになりますように。
進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00からとなります。
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