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2019年4月より、Elieux Creative School レッスンブログ は、こちらに移転しました。     ↓   ↓ https://www.elieux.com/lessonblog/ .

4/13のレッスンの内容 

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4/13のレッスンの内容  デザイナーコースでは、セルフブランディグのワークからプレゼンテーションに取り組みました。 様々な確度から何度も 何度も突き詰めてこられた事で、自分のコアになるコンセプトがしっかりと固まり、プレゼンテーション自体のインパクトも出てきています。企画書の書面にもその想いや決意が織り込まれている様な一貫したコンセプトが貫かれたものになってきました。 また、コンセプトに関してとても興味深い質問もいただき、それについて考えたり、それぞれの意見交換の機会も持てました。 シャネル、ディオール、ポール・ポワレらとともに20世紀のフランス・ファッション業界をリードし「モードの帝王」と称されたイヴ・サンローランは 「着こなしは生き方だ。」という言葉を残しています。彼らが届けてきたものは服やデザインだけでなく、思想や哲学であったとも言われています。こうした ブランディングのエッセンスを今回の課題で少しでもつかみ取っていただけたらと思います。 パリのイヴ・サンローラン・ミュージアムより プレ ゼンテーションが苦手だと言われる方もいらっしゃいましたが、周囲の反応はご本人が思う程ではなく、説明に誠実さや安心感も感じられます。初めてプレゼン テーションをされた時は、声も小さめで、ご本人の緊張感がすごく伝わってきてました。しかし今では、回を重ねられ緊張感以上に内容が伝わり引き込まれるも のになっています。自分に対して厳しい目線は理想が高いという事でもありますし、そのまま一歩一歩進んで頂きたいと思います。   スペシャリストコースでは、それぞれの課題に取り組みました。一月末からスタートされたばかりの方々は、基本のステッチの応用課題が終了しました。自分でデザインしたイニシャルの刺繡をするというものでした。初めての 応用課題でしたが、色や形の細部にまで個性が表れていて、手仕事ならではのあったかい感じがします。 今回の目的はまず 針の扱いに慣れる事なので、思うように出来なかったという方も心配せず、毎日少しでも針を持つ事を心がけて次の課題に進んで下さい。次回はステッチのラインを美しく表現する事を学んでいきます。 レッスンの最後には刺繡やオートクチュールの技術の動画の紹介をして頂きました。初回でしたが、素敵な動画を
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3/2のレッスンの内容  デザイナーコースでは、セルフブランディグのワークに取り組みました。ギリシャの哲学から進化してきたイデア(発想する)についてのレッスンを生かし、新たな発想で具体的な一日、一週間の目標を決めて、実際にやってみる。と言うワークに取り組みました。今までの自分ならあまり発想しなかったテーマを取り上げてみよういうことでしたが、「最近、結果や成果が評価される事にしか心が動かなくなっていたかもしれない。」と言われていた方が、「笑顔でいる。」というごくシンプルなテーマを掲げられ、とても心が澄まされる様な新鮮な気持ちにさせられました。その瞬間から、既にその人の今までとは違った別の魅力を感じさせられたような気がしました。 スペシャリストコースでは、それぞれの課題に取り組みました。応用課題でスパンコール刺繡のドレス制作に挑戦された方のドレスが完成しました。キラキラした柔らかな透明感の中に夢が詰まっているようです。   胸元に何種類かの大小のスパンコール 刺繡をしたドレス ドレスを仕立てるとき、そこにあしらうビーズやスパンコールは、わずかな違いの色彩や、0.数㎜単位のサイズ、光沢感の種類といった、微妙なニュアンスを見ていきます。いくつもの試作を作り、その中から光るものを紡ぎ出していくような仕事。それは、「技術」が単なる物体を形成していく一工程なのではなく、心でイメージしたものをより豊かに魅力的に形にしていくエッセンスに満ちている事を思い知らされます。その創り手にしか出来ない、それでいて無限の可能性に満ちた創造の瞬間が凝縮されています。 ひとつひとつの課題で、同じ図面を基にしても、それぞれの人が違った個性あるものとして完成させていく姿にも、刺繡や仕立ての技術の奥行きや豊かさが感じられます。ですのでもしも制作に行きづまった時や、創らなくてはと迫られて余裕がなくなったときは、目の前の事だけでなく、いつか自分が形にしてみたい理想の作品を見てみたり、感動する様な美しいものに触れてみて、心を耕して頂けたらと思います。 オートクチュールスペシャルコースでは、引き続きグループごとにコルセットを用いたドレスの仕立てをしました。デザインに合わせ、ドレーピングをしたり、制作した刺繡の試作の中から、本番の内容を決めていきました。 どんなスパンコールやビー
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2/2のレッスンの内容  デザイナーコースでは、セルフブランディグ のレッスン からスタートしました。人生 が 環境や周りに流されて過ぎ行くのではなく、自ら創造的にデザインしていく為の機会でもあります。ギリシャの哲学から進化してきたイデア(発想する)と言う事を 身近に置き換えて、 過去から現在、未来を創っている発想や考え方をじっくり見つめてみました。自分なりの発見を生かして、今までの延長ではない、理想とする未来へと変わっていく機会にしていただけましたら幸いです。 スペシャリストコースでは、新たな受講生の方も加わり、新鮮な空気も感じられました。それぞれの進度に応じて課題を進めていきました。刺繍は、地味で単調な作業にも見えますが、同じ図案を使っても、本当に人それぞれの味わいが出て、手仕事の味わいや豊かさが感じられ、感動があります。また、ひとつひとつクリアするごとに、イメージする力や、技術がしっかりと自分のなかで確立していきますので、毎日少しでも触れて頂けたらと思います。 オートクチュールスペシャルコースでは、新たなデザイン決定と打ち合わせをしました。その後、今まで制作してきたドレスの評価会をしました。今回、最も皆さんの投票数が集まった作品は、Aのグループでした。このチームは、スタートダッシュから勢いがあり、どんどん進めていましたが、刺繍のやり直しや図案変更など、様々な壁がありながらも美しいものを仕上げようと連絡を取り合い、進めてこられました。 、 仕立てが好評だったのはBグループでした。同じデザインや素材のものを作っても仕立て方で、まるっきり変わります。刺繍部分は、完成に至りませんでしたが、それぞれの素材が活きる丁寧な仕立てがされてました。 刺繡の評価が一番高かったのは C グループでした。仕立ての完成がもう少しでしたが 、 ビーズの図案の配置、刺繡のもたらす存在感、刺繡が生きた美しい作品になりました。   どれも皆さんの手 と感性 や 心が生き生きと感じられる仕上がりになりました。 未経験 で入られた皆さんも、わずか数ヶ月で今ではすっかり刺繡や仕立てをこなしておられ、その現実 にただ 感激し、そして 不思議な感じさえします。

1/12日レッスンの内容

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スペシャリストコース 今回は7月コースの方々がビーズ刺繡をはじめられました。ビーズはよく見るとカットの大きさやガラスの粒の大きさにわずかな誤差があります。経験を重ねると数ヶ月でもその違いを指先で感じる様になってきます。大きめのビーズにはステッチも大きめにと、調整出来る様になりますと、裏面に仕上がっていく刺繡の連なりが実に美しいものになっていきます。それは、眼で見ていなくても、指先・身体が一体となって心で見えてくると言う事なのかもしれません。技術と自分が表現したいものの距離が縮まったり、あるいは表現したかったもの以上に超えていったとき、心の底から喜びが込み上げます。それが、誰かをワクワクさせたり、喜ばせたりするものになっていくのは幸せな事です。試験に向けての練習も、やらなければと迫られるよりも、そんな風に自分の技術として身に付いていく喜びを逃さないで、味わっていくと単調な練習の繰り返しも実に楽しいものになっていくでしょう。 商品化出来る刺繡を仕上げていく、後期のコースに進んだ方は、滑らかなラインを糸調子を柔らかく緩めながら進められ「自分至上一番緩めた」と言われていましたが、最初の頃の力の入った刺繡と比べるとまるっきり違って、同じ人の作品とは思えない成長ぶりでした。物理的には手の力を緩めると ラインが崩れやすいです。しかし、描いていくものへのイメージを心に描いて集中していく時、柔らかでありながらなめらかな美しいラインが描かれて、何とも言えない人の手により生み出される生き生きとしたた作品になっていきます。 一針一針を指す時の気持ちや心が形になっていくと言う事を実感されるでしょう。 オートクチュールスペシャルコース 今回も完成に近づいたドレスの確認や、仕立て・仕上げに取り組みました。オートクチュールの 刺繡と仕立てが見事に生きた作品が出来上がりつつあります。写真の刺繡は仮止めなのでまだふわっとしてますが、ここからの仕立てまたすっと美しくなっていきます。 金のスパンコールとビーズ刺繡のドレス ウエストから下の刺繡に入ります 残りの時間は少なくなりましたが、人生の中で今一つの機会を得,生み出して出会っていく一着に大切に触れていく皆さんの姿に心打たれました。ここでも、美しい心が美しい

1/5のレッスンの内容 

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スペシャリストコース 今回は、ミュシャの絵画の刺繡が完成された方の作品をご紹介します。この課題では何色かの糸で刺繡して面を埋めて、絵画の表現をしていきます。模様の輪郭、 色の移り変わりなど、全て糸のみで描いていきます。とても細やかな丁寧なステッチが繰り返され、刺繡ならではの雰囲気のある完成になりました。   また、7月からのコースの皆さんは今月末の前期の試験に向けて、練習や模擬試験をしました。一 時間の時間内に、2つの刺繡を完成させる技術試験です。最初 は一つの刺繡に1時間以上かかっていた方も、30分以内に完成させて合格していかれていますので、焦らず練習を重ねていって下さい。初めて刺繍針を持って 刺していた時のぎこちなさや緊張感が、想像出来ないくらい成長され、本当に毎回感動させられます。 オートクチュールスペシャルコース グループごとのドレスがかなり形になってきました。 黒のドレスは、ウェスト辺りに一部分の竹ビーズの刺繡をしてみて、確認をしました。生地が柔らかいので糸調子はやや緩める事に。いよいよこれを全面にしていきます。   先週、刺繡の糸始末(3回以上ステッチに糸を絡める)が出来ていなかったグループは、レッスン から数日後に再度話し合い、やはり刺繡を半分ほどやり直され る事になりました。時間的には厳しいですが、美しいものにしていく事を選択され生地の裁断からやり直す事になりました。毎回ドラマの様な展開はあります が・・・。本当にその分、きっと輝くものになっていくと思います。 未経験で入学された方にとっては、数ヶ月で完成させるのは大変な事だと 思います。熟練されたパリのクチュリエ(仕立て)技術者の方々は、こうしたドレスも 数週間で仕立ててしまいます。しかし、皆さんも確実に近づいています。創る楽しさや喜びが作品を生き生きとさせますので、忙しい中にもそんなキラッとした 瞬間を掴 んで頂けたらと思います。 デザイナーコース デザイナーコースでは企画のコンセプト構築を終 え、ターゲット設定や全体構成に進みました。ターゲット設定一つとっても、明確にするには様々な確度からイメージや年齢、ライフスタイルにはじまりかなり 細部まで詰めていく事になります。考えて、練っていく事ばかりですが、ひとつひとつ固めていく事で、まるでもう
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10 / 6 のレッスンの内容  デザイナーコースでは、 デザイン画のレッスン からスタートしました。 ここの所、ハンガーイラストの書き方 のスキルを身につけてきました。かなりスキルやスピードの上がってきた方も いました 。 美しさ他近世の取れたバランスに加え、ディティールの細部の 作りや、ステッチ 幅、仕立て方法までが読み取れる様な仕上がりが理想的です。 イメージをかき立てる様なデザイン画 の横に、具体的な構造や縫製 仕様 大切な部分が記されたハンガーイラストを添える事で、ドレーピングや仕立てを 進めるスペシャリス ト の方々 の仕事に対する 敬意や配慮にもなります。込められた愛情は、仕上がりに 近づくまで、どんどん大きく輝いていくでしょう。 デザイナーが発信する 新しい世界観 には 、沢山の幸せや美しさ、豊かさを生み出す きっかけを敷き詰める事が出来、またリアルにしていくエネルギーそのものにもなるでしょう。 デザイン画に比べると単調な仕事ですが、作業的にならないで楽しめると良いですね。その 全てが伝わりますので、スッ と描く 一筆の中に、 イメージや 美しさ 、 創り手への 配慮を も表現出来る 力を 、手に覚えさせて いきましょう。 その後は連想ゲーム風にデザインのアイデア出しのワークをしました。 みんなが描いたものを、何を連想しデザインの 素に した のか当て ました。それぞれの 個性にも溢れていて、見るのも見つけるのも楽し く、笑 あ りのあっという間のひと時でした。   企画のレッスンでは、試験の返却をしました。個別に企画書の内容 について、どうだったか、説明しながら結果をお伝えしました。相手先様にそのまま プレゼン出来る内容や表現力 が 基準 と なっています。 もう少し という方 もいましたの で、是非、再試験に挑戦して頂きたい と思います。   スペシャリストコースでは、それぞれ に 刺繍課題を進めました。 ワクワクするよう な作品が出来上がりつつあります。こちらは写真でご紹介します。 立体的に立ち上がった竹ビーズの刺繡が迫力! センスも感じられます 細部のラインまで生き生きとしたデザイン ステッチの密度も美しく 絵画の刺繡 仕上がりが楽しみです オートクチ