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7/22レッスン内容 オートクチュールコース 人形のドレス制作から実物のオートクチュールのドレス制作へ

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7/22のレッスンの内容 オートクチュールコース オートクチュールコースでは前回に続き、”リカちゃん”や” バービー”のドレスの仕立てを。小さいながらも、クチュールの手仕事のささやかな配慮が無数に詰まっています。シルエットがキレイなシンプルなラインのドレスや、ボリュームのあるフレアーが魅的なドレスなども、細やかな仕上げに入り完成が楽しみです。 ギャザーと刺繡の一着も完成しました。こちらは、スペシャリストコースの製品製作用の刺繡で、少し失敗してやり直しをされた2名の方々のビーズ刺繡が、捨てるにはもったい無い仕上がりでしたので、人形のドレスとさせて頂きました。皆さんの手がかけられて、愛情一杯の一着になったのではないかと思います。手仕事を通じて愛着が湧いてくると作っている物も生き生きとしてくる様です。生き物のようですね。   ワンショルダーのファーと刺繡のドレス それを終えた方々は。実物のドレス制作のデザイン・素材決めを行いました。 素敵なレース素材を準備された方もいて、本当にワクワクしました。素材を重ねたり小さなモチーフサンプルを作ってイメージをしてみたり‥‥こんな時は、少し頭を柔らかくして自由に想像してみるのが良いでしょう。素材の落ち感やシルエット、ディティールなどイメージを出来るだけ鮮明に描いてみましょう。そして何よりもパッと、どんなインプレッション(印象)を感じさせるものなのかという事。そこには自分なりのコンセプトがあったりテーマなどの“表現する事への問い“がこめられる事でしょう。シンプルに言えば、どんな雰囲気が伝わってくるものなのか、自分なりのテイストを固めていくとでもあるかもしれません。 芸術品の様に美しい刺繡や織物を手にしながら、王宮でドレスをしつらえていた女性たちも、仕立て人たちとのイメージしたり感性のキラキラする瞬間に、ワクワクしたことでしょう。時代を超えても美しいものの価値や、美しさそのものを求める気持ちは変わらないような気がしました。 今日も素敵なシーンを沢山見せて下さってありがとうございます。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で15:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。*

7/22 レッスン内容 デザイナーコース  ブランド設計に向けてPCソフトを使ったマップ制作練習

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7/22のレッスンの内容 デザイナーコース デザイナーコースでは、独自のブランド設計をしてみる課題のマップをPCで制作しました。自分が使用したいイメージの画像を取り込んでPCのソフトで加工しながら、完成させいていきます。ソフトの使い方に慣れると、いろいろなアレンジもしていきました。 今回は、デザインワークとして自分が決めたコンセプトに基いたイメージを伝えるためのマップの制作です。ブランドの「全体を貫く基本的な概念」をイメージとなるコンセプトを表現する雰囲気やニュアンスは、ファッションという感性やインプレッションが重視される分野で大切なソースになります。イメージの一つ一つにコンセプトを物語るストーリーを描き、さりげなくまた一方で深くしっかりとその本質を描き出します。コンセプトを掘り下げてイメージ収集をし、そこから削ぎ落して洗練させブラッシュアップ(再度そのイメージが必要かどうかを吟味して)しながらイメージワークをしていきます。 イメージマップ 制作途中段階 イメージが固まると、その後更にデザインを進めます。“イメージしていく事”と“ひたすら手を動かして描いていく事”はとても大切です。“イメージ”と“描いていく手”が一つのコンセプトを求めて一体化する瞬間に、インスピレーションが流れ出してくる事があります。そういった境地に進む為にも、イメージを深めて豊かに、洗練させていく事。そしてその次にその世界観から、手が勝手に動くまでデッサンを重ねてていきます。日常的な慌ただしさから離れた眠りから覚める朝の時間は、インスピレーションも感じやすいでしょう。1日1日、積み重ねる事で3ヶ月、1年、3年と見違える様に変わっていきます。 皆さんの一日一日が、より新しく美しいものを描き生み出していく機会の連続である事を願っています。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で18:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.
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7/22のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコースの10月クラスでは、応用課題に進みました。各自で描いたデザイン画をもとにビーズ刺繡をしていきます。 ビー ズの大きさや色、形、質感、刺繡図案、敷き詰まった感じなどのわずかなバランスによって可愛らしさやクール・エレガントなどの洗練された印象を持たせる事 が出来ます。既に出来上がった製品に刺繡を添えたい場合は、別布に刺繡をする方法と、洋服に直に刺繡をする方法がありそのやり方についてご説明していきま した。この種類は制作したいものによって使い分けていきます。 ブローチの様なアクセサリーを作られる方や、バックなどの小物を考えたり、ドレスに付ける物をイメージされたりと、それぞれの方のイメージする物が形になっていくのが楽しみです。 1月クラスでは、ビーズやスパンコールの刺繡に入りました。スパンコールはフランス語ではパイエット(paillette)と呼ばれ、ドレス・バッグなどに縫いつける装飾用のごく小さな金属片やプラスチック片です。スパンコールは、ポリエステルやポリ塩化ビニルのフィルムに染料や顔料で着色したり、金属などを加熱・蒸発させ、その蒸気をプラスチックなどの表面に薄い膜として付着させたりなどして作られ、光を受けると、材質によってさまざまな色・艶に輝きます。スパンコールやビーズも、同じデザインでも刺す人によって表現される微妙なニュアンスが違ってきます。わずかな糸の引き具合も0・数ミリの間隔や、作り手の想いまで敏感に感じ取って形になっていく刺繡。まるで生き物の様に、生き生きとした表情を見せてくれる。そんな所もステッチの刺繡と同じように刺繡の面白さですね。 4月クラスでは、イニシャルのオリジナル刺繡の課題を進めました。皆さんのステッチが仕上がりのクオリティが回を重ねるごとに上がってきています。また、サテンステッチは少し糸調子を緩め膨らみをもたせながらも安定した美しいステッチが描けるようになってきた方もいます。日々の繰り返しが実になっていっている事を感じさせていただきました。何度もお伝えしている事ですが、リュネビル法の針さばきは、自転車に乗れるようになる時の感覚と似ていて、手が慣れれば慣れる程、自由自在にどんどん刺していく事が出来ます。あと2ヶ月、スピードも上がっていくでしょう。 刺

7/8, 16 Lesson オートクチュールコース  細やかな仕立て技術を駆使したドレス

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7/8, 16のレッスンの内容 オートクチュールコース オートクチュールコースでは前回に続き、手縫いの応用として”リカちゃん”や” バービー”のドレスをの仕立てをしました。作成したパターン(型紙)も裁断したパーツも実物の約10分の1のサイズで細やかな技能が求められましたが、ぐし縫いや、星止め、千鳥がけなど手縫いの技がかなり磨かれました。完成した方のものをご紹介します。 ロングトレーンが美しいやわらかなシルクのドレス 裏打ち (表布のうらに別布を張り、二枚の布を一枚として仕立てる方法)によりシルエット も優美に いろいろ試行錯誤され、最終的にシンプルにデザインポイントを絞り込まれました ロングベールも優雅 縫い代は全て千鳥がけで始末されています。        3センチ程の上半身 レース端を生かしたビスチェトップ 総レースのプリンセスラインのドレス バックにリボンのトレーン スカラップをロングとレーンの裾に使う為に ウェストが大量のギャザーになりましたが、見事に縫い上げられました こちらも総レースのドレスでレース端を生かして バックのデザインもアクセントに レースの柄も生かされた仕上がりに コサージュも愛らしさを引き立ててます シンプルなトップもさりげなくレースが重ねられしっかりと仕立てられています。   今回も素敵なクリエーションを見せて下さってありがとうございます。 まだまだ完成が楽しみなドレスもあります。またご紹介します。 本課題が終了した方は、次回からいよいよ実物のドレスの仕立てに入ります。ムラージュ(立体裁断)を中心とし、フランス王宮から生まれたとされるオートクチュールのドレス制作となります。個人の体型を引き立てるディティールやシルエットを見出していく、一点もののドレスです。オートクチュールのブランドのドレスは、数百万〜数千万とされますが、この機会に自分にとっても特別な1着を手がけてみて頂けましたら幸いです。 それぞれに作ってみたいデザインや使用したい素材を考えてイメージをしてみて下さい。ご相談にものりますので、お声がけ頂ければと思います。

7/8, 16 Lesson スペシャリストコース  試験をクリアされた皆様、おめでとうございます!

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7/8, 16のレッスンの内容 スペシャリストコース ス ペシャリストコースの10月クラスでは、3回目の試験を実施しました。今回の試験で、現在10月クラスで毎週受講されている方全員が合格となりました。皆様、おめでとうございます!!!1回目の試験で合格者が一人も出ず、難しさや時間内に仕上がらないもどかしさを感じられた方もいたかもしれません。そんな 中で一人、また一人と達成していかれました。2ヶ月以上前から授業内でも毎回30分程度の模擬試験をして来ましたが、当初かかっていた時間や完成度と比べ ても、倍以上の変化があります。こうして皆様が一定のスピードで、高いクオリティの美しい物を生み出していくスキルを、確かな技術として習得された事を本 当に嬉しく思います。諦めず挑戦し続けて下さった事に、心から祝福と感謝致します。本当におめでとうございます!! 試験以外の方は、薄手のストレッチ素材(チュール)への刺繡を進め、終了した方は新たな課題のデザイン•制作に進みました。こちらもとてもワクワクさせられます。完成が楽しみです。 応用課題(各自でデザイン)のブローチデッサン 1月クラスでは、先週クリムトの刺繡課題が完成しました。写真では伝わらないかもしれませんが、しっとりとした肌の質感が美しく触れたくなるような滑らかさがあります。身体のしなやかなラインや骨格なども意識して刺繡されていました。色の配合やバランスも熟慮され、金の腕輪の金糸刺繡も美しく仕上がっています。刺繡芸術としての作品制作をこなされ、また基本となるステッチの技術的な面もしっかりと磨かれました。そしていよいよ次の課題は、ビーズやスパンコールの刺繡です。ステッチ刺繡の鍛錬が生きてくる事になるでしょう。  絵画(クリムト)の芸術表現の課題 他の方の制作部分と合体して完成 4月クラスでは、イニシャルのオリジナル刺繡の課題を進めました。リュネビル法のサテンステッチの手法をかなり極める所まで挑戦されている方もいて、皆さんの完成がとても楽しみです。また写真でもご紹介したいと思います。 刺繡のひと時と共に、皆さんが素敵な一日一日を過ごされます様に。 進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00からとなりま

7/1のレッスンの内容 オートクチュールコース 仕立てによる素敵なシーンをありがとうございます。

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6/24のレッスンの内容 オートクチュールコース オー トクチュールコースでは、今日はもうあまり言葉が出て来ません。1ヶ月前、1000万円の人形のドレスの写真を見ながら、「こんなのを目指しましょう!」 などと冗談半分に言っていましたが‥‥。 今日はそれに近いものになるのでは‥‥?と息を飲む様な瞬間に出会いました。 色々なアイデアを試して (製作中のドレス)  あれこれ説明するよりも‥‥ということで一部の方の写真を載せさせて頂きます。仕上がりが完全に見え過ぎてもつまらないので、今回写真は白黒にしますね。 モチーフとサテンのバックトレーン 人形とは思えない色っぽさ ヌーブラを入れてバストも整えられています。 シルクの上品な輝きと大きく拡がるトレーン レース使いがキュートなトップ この上にレースが来るのが楽しみな 少し長いバックトレーン  ハリのある素材からの仕上がりが楽しみなドレス ベロアも合いそうです。 写真を撮れかった方の中にも素敵なドレスがありますので次回に是非。 授業内で押さえた点は、美しいドレスの仕立ての手順や段取りです。仕事自体が美しいと、出来上がる物も輝いて来ます。今回は初めてなので手探りだと思いますが、順序やリズム、一工程ごとの押さえるべき点をキメていく事で一瞬のインプレッションを劇的に変える、感動すら与える事も出来ます。それは作り手の心から楽しいという気持ちや、素材の配合や縫い合わさっていく0点数ミリ単位でつながっていく奇跡。そうした全てに対する感謝。愛おしいと想う愛情かもしれません。 一方でクリエーションは、思う様にいかなくて苦しい事もあります。(私も毎回の様に‥‥)でも、決して諦めないで、ご相談下さい。あるいは手を動かして下 さい。何を見つけたいのかが分っている時は手を動かして、これじゃない!これでもない!これも違う!と突き詰めていく中に、アコヤガイが産みの苦しみに耐 えながらも見事な真珠を生み出す様に、ついに『これだ!!!』という時が訪れます。そんな時には、内なる深い輝きが出て来て、見る人の心をも虜にしてしま う様なエネルギーがオーラの様に発しているでしょう。 今日も素敵なシーンを沢山見せて下さってありがとうございます。

7/1 のレッスンの内容 スペシャリストコース  刺繡の「マン・ドオール」(金の手=価値ある物を生み出す手の意味)

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7/1 のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコースの10月クラスでは、先週に続き薄手のストレッチ素材(チュール)への刺繡です。まだ、手が上手く動く時とそうでない時もあるかもしれませんが、そこはどうしても時間もかかるでしょう。フランス人の「マン・ドオール」(金の手=価値ある物を生み出す手の意味)という言葉も、長年磨き込まれていく技術の結晶です。柔らかい素材に刺繡をしていくというのは、その”域”に踏み込む様な所もあります。しかし、無心になり握りしめている針と一体になって、針が自分の指先の一部になっている様な心地良い瞬間に出会う時も来るでしょうし、もうこれまでに感じている方もいらっしゃるでしょう。    刺繡をしているのビーズのドレスの一部(ここにつながっていきます。)   チュールにビーズやスパンコール手刺繡を施した作品例(エコールルサージュの刺繡より) 1月クラスでは、クリムトの刺繡課題の完成に向け て進んでいます。金の腕輪の存在感。完成が楽しみですね。 刺繡というのはやはり心が現れるものです。生地に包まれる様な優しさやキレイなものを愛する気持ちで触れていくと、何とも言えない美しさが漂って、人の手 にしか出来ない生き生きとした表情を見せてくれます。試験の練習などにもステッチの一目の距離感や糸の引き具合といったひとつひとつに愛情をこめる事で美 を見出すことも出来ます。楽しくなってきますし、最も効率的で価値ある時間(練習)になるでしょう。心境も変わって、毎日のライフワークもさらに変わって いくかもしれません。刺繡との関わり方を、みなさんにとってプラスに生かして頂けたら幸いです。 4月クラスでは、スワンの刺繡を終えてイニシャルのオリジナル刺繡の課題を進めました。立体的な膨らみを持たせる方法をご説明し、練習していきました。既 に前回からスタートしている方は、イニシャル自体に立体感を持たせて形に。独特の美しい存在感が出て来ました。作品の中にそれぞれの方のイメージが豊かに表現さ れていく様子に、ワクワクさせられます。   刺繡のひと時と共に、皆さん自身もますます魅力的に輝いていかれます様に。 進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。 次回のスクールも前回と

7/1のレッスンの内容 デザイナーコース 表現豊かなもの、美しいものに触れる事でストック

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7/1のレッスンの内容 デザイナーコース デザイナーコースでは、コンセプトに基いたイメージマップが完成し、制作手段につても話し合っていきました。イメージされていたものが、まだまだ出し切れなかったと仰っていましたが、求めていけば必ず磨かれていきます。表現豊かなもの、美しいものに触れる事でストックしていきましょう。また技術的な事は、様々な新しい技術を生かしながらも、普遍的に受け継がれゆく本質的なものも大切にして最大限に表現していく事が出来ればと思います。今後のレッスンでもつかみ取っていって頂きたいと思います。  その後、デザイン画のレッスンで、衿と袖のディティールを取り上げ て名前や構造を学び、デザインに取り入れるレッスンをして行きました。流行がありますが、今流行の物だけでなく、様々な時代の物も知っておく事で、“次に 来るもの“を敏感に感じ取れる様にもなっていきます。その意味でも、ファッションの歴史も生かせます。 最初の頃とデッサンも変わってきました。   新たなものが生み出されていくワクワク感が 次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で18:30からとなります。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.