7/1 のレッスンの内容 スペシャリストコース  刺繡の「マン・ドオール」(金の手=価値ある物を生み出す手の意味)


7/1 のレッスンの内容 スペシャリストコース

スペシャリストコースの10月クラスでは、先週に続き薄手のストレッチ素材(チュール)への刺繡です。まだ、手が上手く動く時とそうでない時もあるかもしれませんが、そこはどうしても時間もかかるでしょう。フランス人の「マン・ドオール」(金の手=価値ある物を生み出す手の意味)という言葉も、長年磨き込まれていく技術の結晶です。柔らかい素材に刺繡をしていくというのは、その”域”に踏み込む様な所もあります。しかし、無心になり握りしめている針と一体になって、針が自分の指先の一部になっている様な心地良い瞬間に出会う時も来るでしょうし、もうこれまでに感じている方もいらっしゃるでしょう。

  
刺繡をしているのビーズのドレスの一部(ここにつながっていきます。)

 
チュールにビーズやスパンコール手刺繡を施した作品例(エコールルサージュの刺繡より)

1月クラスでは、クリムトの刺繡課題の完成に向け て進んでいます。金の腕輪の存在感。完成が楽しみですね。 刺繡というのはやはり心が現れるものです。生地に包まれる様な優しさやキレイなものを愛する気持ちで触れていくと、何とも言えない美しさが漂って、人の手 にしか出来ない生き生きとした表情を見せてくれます。試験の練習などにもステッチの一目の距離感や糸の引き具合といったひとつひとつに愛情をこめる事で美 を見出すことも出来ます。楽しくなってきますし、最も効率的で価値ある時間(練習)になるでしょう。心境も変わって、毎日のライフワークもさらに変わって いくかもしれません。刺繡との関わり方を、みなさんにとってプラスに生かして頂けたら幸いです。

4月クラスでは、スワンの刺繡を終えてイニシャルのオリジナル刺繡の課題を進めました。立体的な膨らみを持たせる方法をご説明し、練習していきました。既 に前回からスタートしている方は、イニシャル自体に立体感を持たせて形に。独特の美しい存在感が出て来ました。作品の中にそれぞれの方のイメージが豊かに表現さ れていく様子に、ワクワクさせられます。



 

刺繡のひと時と共に、皆さん自身もますます魅力的に輝いていかれます様に。

進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00からとなります。









 


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