6/24 Lesson スペシャリストコース 「刺繡とは 伝統的な技術や創造性より生まれます。 同時に生きているものでもあるのです。 機械で簡単に作ったものではなく、 そこには魂がこめられているのです。」


6/24 のレッスンの内容 スペシャリストコース

スペシャリストコースの10月クラスでは、ややテクニックを要する、薄手のストレッチ素材(チュール)への刺繡を進めました。通常刺繡枠にはピンと生地を張っておくのですが、手に技術がしみついて薄くてストレッチの効いた柔らかい素材に対しても、軽やかに刺繡をしていく事が出来るようになりました。刺繡枠の上で生地と揺れながらダンスを踊っている様な感覚でもあるかもしれません。美しく針を上下し手が動く様になって来ていました。



1月クラスでは、クリムトの刺繡課題を進めました。間もなく完成に近づいています。肌が滑らかな色の変化によってグラデーションし、ステッチの向きや方向でも変化が生まれ立体的な美しさが出て来ました。ポイントになる金の腕輪の表現なども完成が楽しみです。
試験に向けての練習も着々と進められ、カラフルなイニシャルが印象的でした。また、試験の一つでもある、雪の結晶のステッチのポイントを学び練習を進めました。角が多くステッチの技術が必要となりますが、繰り返していく事でスピードも美しさも磨かれていくでしょう。




4月クラスでは、スワンの刺繡を進め、終了した方はイニシャルの課題へ。糸の始末の仕方を学び、実践。その後、アウトラインステッチによる細いラインを入れていき繊細な美しい仕上がりになってきました。
終了した方はイニシャルのデザイン課題に入りました。新たな技法のサテンステッチの刺繡を立体的にして仕上げていくやり方も練習していきました。


糸始末と先端の仕上げステッチの前

イニシャルの刺繡

最後に、BSジャパンのファッション通信「シャネルが愛される理由」を見た方から素敵なメッセージを教えて頂きました。

「(ルサージュの)刺繡とは伝統的な技術や創造性より生まれます。
同時に生きているものでもあるのです。
機会で簡単に作ったものではなく、そこには魂がこめられているのです。」

 
試験課題の一部(雪の結晶)の練習



刺繡のひと時と共に、皆さんの素敵な想いが美しい形になっていきますように。


進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00からとなります。




 



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