6/17 Lesson スペシャリストコース  一日5分から着実に技術が身に付いています

6/17のレッスンの内容 スペシャリストコース

スペシャリストコースの10月クラスでは、先週に引き続き試験(2回に分けて実施)に合格された方がでました。本当におめでとうございます。今回合格された方は、服飾関係の事は全く未経験でいらっしゃいましたが、とても練習熱心で“努力に勝る才能はない”という事を見せて頂いたようでした。 




思い出深い作品のひとつ  半年前(入学後2ヶ月目)の作品
 
 
そして次の課題は、ややテクニックを要する、ストレッチ素材への刺繡です。通常刺繡枠にはしっかりと生地を張っておくのですが、手に技術がしみつくと、薄くてストレッチの効いた柔らかい素材に対しても軽やかに刺繡をしていく事が出来ます。何人かの方がしばらく練習されただけで、針を上下し手が動く様になって来ました。これも、今までの積み上げて来た経験や手があるからこそだと感じました。

スタート時の頃を思い出すと想像も出来ない技です。






1月クラスでは、クリムトの刺繡課題を進めました。この課題では細やかなステッチの色の陰影の美しさや流れる様な曲線美を描き、芸術的な刺繡表現をめざします。線を生かした面の表現が美しく、織物の様に描かれていく刺繡の表現力は、色の変化によってより立体的な美しさが出て来ました。ラインによって身体のの構造を描きながら肌全体を刺繡で埋めていかれました。小さな配慮ですが、クリムトの絵画の柔らかな雰囲気が出てきた様に感じます。




4月クラスでは、スワンの刺繡を完成させられた方もいらっしゃいます。糸の扱いの難しい細い銀糸を試用され、糸さばきは大変だった様ですが、繊細な美しい仕上がりとなりました。細部までとても美しく仕上がっています。他の方もステッチの重ね方等を身につけ、着々とスワンの形を描き進めていかれました。
終了した方はイニシャルのデザイン課題に入りました。デザインを追加したりレースやスパンコールなどを組み合わせる事で図案を生かし表情豊かに仕上げる事が出来ます。新たな技法としてサテンステッチの刺繡の手法も練習していきました。少し細部の刺繡は難しいですが、作品に立体感が出て存在感も増していきます。どんなものが出来ていくかが楽しみです。
 

銀糸によるスワンの刺繡

 
まつ毛の先まで美しい仕上がり


刺繡枠から外しても奇麗に安定した刺繡でした
 
 

今週も刺繡のひと時と共に、皆さんの一日一日が輝きますように。


進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00からとなります。








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