投稿

4月, 2018の投稿を表示しています

4/28のレッスンの内容 スペシャリストコース

イメージ
4/28のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコースでは最終試験を行いました。これまでに身につけた技術が、刺繍師として通用するものかを確認していく機会でもあります。緊張感の高まった1時間でしたが、それぞれに力を出しきられ終了しました。そして素敵な作品も出来てきていました。 立体的なリボンのモチーフはチュールへの刺繍が難しいようでしたが、形になってきて存在感のある魅力的なディティールが出来上がってきました。見ているだけで満たされるような美しさと輝き。確かな技術だけでなく作者の心の輝きも感じられるようです。 そして絵画の刺繍も色鮮やかに!テクニックにも工夫が見られ、素敵な作品になりつつあります。また、人の肌の質感が柔らかく表現されている方も。それぞれの持ち味が生きてきています。最も“心が現れ“そして“心が洗われる”課題でもあるかもしれません。沢山の夢や憧れ、優しさのような素敵な思いが詰まっていくと、その心がそのまま刺繍に現れて形になって生きます。こちらも本当に完成が楽しみです。 今日も素敵なクリエーションをありがとうございます。 次回のスクールもこちらで行います。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

4/28のレッスンの内容 オートクチュールコース

イメージ
4/28のレッスンの内容 オートクチュールコース オートクチュールコースでは、今回は試験に向けての説明と、練習をしていきました。いくら機械化しテクノロジーが発達しても、手描きの絵画はなくならないように、手仕事も何らかの形で残っていくでしょう。あるいは、真に洗練された手仕事こそ、ロボットやコンピュータの技術の中に、織り込んでいくことが出来たらと思います。そうした意味でも、人にしか出来ない心のこもった手仕事を大切にしていきたいものです。試験ではその手仕事を洗練されたものにしていくために、美しさとスピード、正確さを確認していきます 。 フランスのオートクチュールのクチュリエと呼ばれる職人の方々は、こうした技術を何年も一つ一つ熟練させ、Mains d'or マン・ドールと呼ばれる「金の手」(価値ある技術を誇る手という意味)を自分のものにしていきます。たとえどんな単純な手縫いでも繰り返され熟練されていくと、動きといい、縫い目といい、針の刺し方から糸の引き方まで、美しいものとなります。そして様々な手仕事による表現で付加価値の高い芸術的な作品を創り上げ、パリコレクションの舞台を美しく彩り、支えています。この機会に、皆さんの技術も「金の手」へと近づいていくことを願います。 そしてその後は引き続きドレスの仕立てを進めました。手縫いに慣れミシンは苦手だという方は、何度か練習を重ねて見事に長い裾のミシン縫いを終えられました。全身の集中力をミシンの抑え部分と生地端向けて、長いフレアーの裾をとうとう完走されました。周囲の私たちも興奮してしまうような劇的な変化で嬉しさがこだましました。器用な手仕事でレースをカットして縫い合わせられ、ミシンでも一技を発揮され、美しい仕上がりを見せてくださいました。その長い道のりも思い出され、感激しました。 タックがポイントのドレスの方は、何度も角度や寸法を確認してしつけをかけ、いよいよメインのディティールを形にしていきます。クオリティを求めてやり直しを避けず、さらに技術とスピードをあげて皆さんより短い時間の中で完成を目指されています。そのパッション(情熱)がドレスをより魅力的にしているようにも感じます。完成まであと少し、本当に楽しみです ...

4/28のレッスンの内容 デザイナーコース 

イメージ
4/28のレッスンの内容 デザイナーコース 今回、デザイナーコースではみなさんからの質問にお答えする所からスタートしました。 その後、いよいよ3ヶ月の集大成のプレゼンテーションと評価会を行いました。それぞれの方が、何度もプレゼンテーションをし、プラン実行して振り返り、練り直していくという過程で、変化していく姿が光っていました。 人前で話すのが苦手だった方も堂々とプレゼンされ、時間が足りないほどでした。また考え方が変わって、雰囲気や言葉もポジティブになった方は、大きななビジョンを描きながらも持ち前の現実的な冷静さを生かした実現性の高い明確なプランが完成しました。時間が足りずプレゼンの評価が落ちた方は、新しいビジョンが可能性を感じさせる具体的なプラン設計になっていたので、本当に残念でした。 そして最後にもう一度触れたのは、こちらの映像も参考にしながら全員で確認した ミッションについてです。涙がこみ上げ、息が止まりそうなそれでいて美しいメッセージでした。必死で考え続けている渦中でしたし、涙はこらえても、心の中は洪水だったという方もいたかもしれませんね。 今回はそれぞれの方の企画とその計画の中に、自分を見つめ直し考え抜いたテーマと、ミッションが明確になってきていました。その中のプランやデザインには自分自身がやり遂げるために結果を求める部分と、一方でただ誰かの喜びになったりみんなに捧げる部分があります。前者が主になって後者を忘れ自分中心になってしまったり、後者を求めて前者を軽んじ、自分をないがしろにしてしまったり。そうならない様、自分の求めるものと自分を取り巻く世界に与えるものが 一体になっていく事。そこにこそ”聴衆を主役にする”プレゼンテーションがあります。このことを心に問いながら、”世界を新しくする”そんなプレゼンテーターとして活躍していっていかれることを心から願います。 そして次回までの課題は、最後にもう一度、このミッションプランを具体的な実施計画に織り込んで練っていく事になりました。鮮烈に描かれた理想の理念やコンセプトを、計画の中に生きるものとするために、タイムプランを埋めるひとつひとつのアクションを見直していきます。 今回もみなさんにとって有意義なものとなることを願っています。 今日も素敵なクリエー...

4/21のレッスンの内容

イメージ
4/21のレッスンの内容 今回のレッスンは振替受講の時間をとりました。途中に予定していました映像の鑑賞などができませんでしたので、次回の試験後に入れていきたいと思います。 今回はコースが入り混じった感じでそれぞれに進めていくという形になりました。 デザイナーコースでは来週の提出に向け、課題に修正を加え詰めていきました。プランの意義や目的が固まったら、計画に基づいて実行しその結果がどこまで目指す位置まで現実化できたか。今回はここがポイントになりますので、企画時点で萎縮し過ぎて小さ過ぎたり、誇大になりすぎで出来なかった。とならないよう、もう一度この数週間も振り返りながら、練り直して準備し、プランの実現と成功を確信できるものにしていきましょう。 スペシャリストコースはそれぞれの課題を進めていきました。刺繍の糸の色やパーツ、素材の雰囲気を生かして、様々なアイデアや表現に取り組みました。ただ針に糸をかけて引き上げる、そのほんのシンプルなテクニックから、あらゆる表現が生み出される刺繍の面白さや美しさ、豊かさを味わっていただけたらと思います。 オートクチュールコースでは、いよいよそれぞれの作品が完成に近づきました。遅くまで頑張ってた方も、形になりそうです。最後に作品の写真を撮りたいという声もいただきましたので、何らかの形で実現できたらと思いました。次回、みなさんの意見も聞きながら決めたいと思います。 その他にも、またやりたいことなどがありましたらお声がけください。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

4/14のレッスンの内容 デザイナーコース

イメージ
4/14のレッスンの内容 デザイナーコース 今回、デザイナーコースではプレゼンテーションからスタートしました。 今回は一人の方の企画内容に計画性と実現性が感じられる説得力があるということがみなさんの感想の中にありました。一枚の企画やプランの背景にあるもの、記されていなくても細かく調べられた知識や情報・手段や方法・行動計画・経験や実績。現実を見据えた努力の中に、自信や説得力が感じられ、プレゼンにもにじみ出てきていました。 またその方からは、他の方のプレゼンに対し感情や心が入っている事が、自分の中にない要素としてあげられました。確かに、相手の心に残るもの、心を動かすものも重要な要素です。相反する合理性と神秘性のようなものかもしれませんが、この両極にあるものをバランスよく取り入れていく事が出来ると、様々な考え方や価値観を持った多くの人々の心を動かすものになっていくでしょう。 デザイン画のレッスンではイメージやニュアンスを表現していく方法を学びました。また、最後にはコレクション(評価会)を行いました。それぞれの方の様々な表現手段を学び、そのスキルや感性を高めていっていただけたらと思います。 今回の課題もみなさんにとって有意義なものとなることを願っています。 今日も素敵なクリエーションをありがとうございます。 次回のスクールもこちらで行います。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

4/14のレッスンの内容 オートクチュールコース

イメージ
4/14のレッスンの内容 オートクチュールコース オートクチュールコースでは引き続きドレスの仕立ての仕上げを進めました。ブラックのドレスの方もほぼ完成に近づいてきました。何度もデザインを練り直され、最後まで納得のいくものを追求されていました。デコルテのモチーフは、思い切った素材とカラーのコントラストで、イメージやバランスをまとめるのが難しい面もあったと思いますが、何度も挑戦されました。イメージを深め丹念に仕上げられて本人の雰囲気や肌にフィットしたなんとも言えない美しいデコルテになりました。 また、今回のレッスン時には、イエローのドレスの後ろのあきの仕上げの問題にぶつかりました。しかし、こちらは別の仕立て方がありましたので、次回みなさんにもご説明したいと思います。フレアーのドレスに適した自然な仕上がりになるでしょう。 16〜19世紀のアンティークレースの展示会のご案内をお持ちくださった方がいらっしゃいました。ありがとうございます!マリー・アントワネット、ナポレオン・ボナパルトゆかりの貴重なレースが展示されているようです。素敵なレースの逸品に出会う事ができそうです。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。 今日も素敵なクリエーションをありがとうございます。 次回のスクールもこちらで行います。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

4/14のレッスンの内容 スペシャリストコース

イメージ
4/14のレッスンの内容 スペシャリストコース スペシャリストコース4月クラスでは最終試験の模擬試験をしました。1時間以内に4つのスパンコール刺しゅうのモチーフを仕上げます。初めての模擬試験でしたが、かなりのスピードで仕上げられた方、美しい完成度で仕上げられた方もいました。トータルでの合格ラインまではもう一歩なので、この調子で数をこなして手を慣れさせていきましょう。応用課題も着々と進んでいます。 一つ一つ愛らしい花や葉の刺繍 最小サイズのスパンコールによる花びら 1月クラスではイニシャルの課題が終了しました。細部まで一所懸命に表現された想いが伝わって来るような作品になりました。よく見るとブルーの色の2色使いやブルーとシルバーの重ねなど、細部までこだわりが感じられます。色のコントラストやパーツ使いにも勢いが感じられ、ワクワクするような愛らしいさに溢れています。 そして今回は、絵画表現の課題に入りました。この課題では、刺しゅうのステッチのライン(線)を用いながら、面を描いていきます。一本一本のステッチが重なり合うことで生まれる独特の色の配合やステッチの流れによる面の構成。そして糸の重なる厚みによって生まれる立体構成。この2つを生かした絵画表現となります。今回はまず練習として葉を描いてみました。濃い色から刺しゅうをし、全体的なカラーを色を混ぜながら深みが出るように表現します。そして最後に明るい色でハイライトを入れていきます。小さいながらもあざやか葉が刺繍されてきました。 糸のステッチやスパンコール・ビーズ刺しゅう、どれも慣れてきたら、糸調子を加減し無駄な力を抜いていくことがひとつのコツになります。程よい糸調子で刺しゅうを生地の中に溶け込ませていくことで自然な柔らかさが生まれます。 今日も素敵なクリエーションをありがとうございます。 次回のスクールもこちらで行います。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

3/31のレッスンの内容 デザイナーコース

イメージ
3/31のレッスンの内容 デザイナーコース デザイナーコースでは前回の課題のプレゼンテーションからスタートしました。 今回は、今まで話すのが苦手で企画書の文章を読む形のプレゼンをされていた方が、企画書に書かれていない細部を自分の言葉でプレゼンテーションされました。プレゼンの内容に気持ちや感情が乗ってより心に響くものになってきました。 年代に合わせて細部までプランニングされた方々は、哲学的な考え方やコンセプト(概念)の部分を掘り下げて突きつめ、プランニングの中に明確な実行計画が編み出されてきていました。こうした神秘性と合理性を融合する様な相反するものを一つにまとめ上げていく力は、人の力とテクノロジーを生かす、これからの時代に必要とされるスキルでもあると感じます。 特に前回のプレゼン内容から削ぎ落としと必要な内容を付け加えされた方は感化力も増し、聞く側の心にもワクワクが生まれました。何度も本当に必要なプランか?何のためのプランか?を繰り返し考えていくと、その重要性が確かめられるとともに、プランニングの一つ一つに強い実現への確信と、説得力が滲み出てくるでしょう。 デザイン画のレッスンでは襟や袖のバリエーションを確認し描き方を学んでいきました。筆を走らせるデッサン力も上がってきて、ラインがすっと描ける様になってきました。その後、前回の顔を描く課題をもとにフェイスコンテストをしてみました。好きな顔、面白い顔、美しい顔、スタイル画っぽいスタイリッシュな顔、を全員で選びました。他の人の違った表現力に学ぶものもかなり大きい様に感じました。次回に向けて、デザインやバランスのスキルを磨きながら、新しい表現を生み出す自分との出会いを楽しんでいただけたらと思います。 今回の課題もみなさんにとって有意義なものとなることを願っています。 今日も素敵なクリエーションをありがとうございます。 次回のスクールもこちらで行います。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.

3/31のレッスンの内容 オートクチュールコース

イメージ
3/31のレッスンの内容 オートクチュールコース オートクチュールコースでは引き続きドレスのドレーピングや仕立ての仕上げを進めました。ブルーのドレスも、仕上げの確認に入りました。 丹念な手仕事で仕立てられ、シンプルなデザインが内部のコルセットが引き締めるウェスト周辺からのスッキリしたシルエットを強調します。 コルセットのレースアップ部分(干物引き締め部分)は、16本のボーンで構成されウェストを5〜10㎝細くするほどの強い力がかかってきますが、両サイドの柔らかいシフォンの表地は全く横ジワなどが入らない綺麗な状態で仕上がりました。 ボーンが構成され精度のある手仕事がしっかりとされた事でこの様な仕上がりが実現しました。全く採算の取れない仕事でしかないようにも思えてしまいますが、そうした仕事は他の分野にも見られます。 世界中で世代を超えて使用されるようになったIphonも専門家によれば「我々がこんなデザインや設計をしたら生産現場から素人呼ばわりされて突き返される。それほどまでに生産効率を無視した作りだ。」と言われています。多数の内部の極小ネジは止める角度や方向がバラバラですが、日本では工程数やネジ止めの角度や方向を均一に統一する事が常識とされています。ユーザーには存在も知られない様な外部からは全く見えないもの。そうした“極小ネジに執念が見える“という様な、生産効率を犠牲にしてでも妥協しないもの作り。神は細部に宿るということの真実を物語っています。 オートクチュールの手仕事も、常にデザインからシルエット・素材・細部のディティールに生気をもたらし、ミリ単位まで美しさを極める仕事の連続になります。そしてさらにもう一方で、細部まで突き詰めながらも、ドレスや私たち自身を取りまく全てに・・・その”時”に。手仕事ならではの“心”。愛や感謝を込めていく情熱が、時代を超えて愛される様なものを生み出していくのかもしれません。 完成とするまで、美しさや洗練されたフォーム、柔らかな雰囲気といった美しさを生み出す可能性に限界はありません。思う様にいかない時は苦しくなることもありますが、その時には遠慮なくお声がけください。一つ一つの問題をクリアし、皆さんのクリエイティビティが生きる充実感や、形に...

3/31のレッスンの内容 スペシャリストコース

イメージ
3/31のレッスンの内容 スペシャリストコース イニシャルの応用課題の立体的な刺繍部分 今回も、4月クラスでは応用課題の制作を進めました。スパンコールのステッチは、バランスよく整ったステッチになってきています。小さなスパンコールは、仕上がっていく面積も本当に少しづつですが、同じ花びらでもより繊細で愛らしい雰囲気が出てくるでしょう。模擬試験は各自で時間を測って練習していっていただけたらと思います。完成度が上がってきましたので、あとはスピードになります。時間を測って少しずつペースも上げていける様、練習していきましょう。 7月クラスでは応用課題とドレスの刺繍課題を進めています。応用課題のスパンコールやビーズ刺繍のピアスは、何度も刺繍した時の雰囲気やバランスを見ながら細部までこだわった制作をされています。触れたくなるような素材の配列や立体感も魅力です。ドレスの刺繍課題は糸調子を柔らかく緩める事が出来てきてきました。とても細やかな仕事をこなす手を、制作のあらゆる局面で生かしていけるような技術を身につけると、誰にも負けない強みになっていくでしょう。 1月クラスではイニシャルの応用課題の制作を進め、完成された方も出てきました。ふっくらした丸い刺繍部分の刺繍のステッチも綺麗に整って、立体的な仕上がりになりました。ステッチを格子状に配置し、チェックの柄にも挑戦されました。細部まで丁寧な美しい仕上がりになっています。ブルーとゴールドでイニシャルをデザインされている方は、ゴールドのビーズがアクセントになったカラーのコントラストの美しい作品になってきています。 イニシャルの応用課題 完成 格子状の刺繍部分 イニシャルの応用課題の立体的な刺繍部分 今週も素敵なクリエーションをありがとうございます。 次回のスクールもこちらで行います。 *掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.