4/22 Lesson 計算してパターンに配列する刺繡と柔らかなニュアンスや遊び心のある刺繡
4/22のスクールの内容 10月スタートクラスでは、ビーズ・スパンコールの課題や応用課題を進めました。 ビーズの刺繡では今回は刺しゅう部分の寸法(曲線の長さ)を計って1センチに何個のビーズを入れるか、大きいパーツを何個目で入れるかをあらかじめ計算し、その通りに刺していきます。 しかしやり方は一つではなく、もっと感覚的に仕上げたり、ビーズの間隔をランダムにしたい場合は、計算せずに刺していきます。大きなビーズ部分は飛ばしてステッチのみをして空けておき、最後に大きなパーツだけを針と糸で止め付けるというやり方もあります。前者は、最初に計算して大きいパーツも配列しておきますので、きっちりした雰囲気に仕上がります。 ビーズやスパンコールの個数や配置を記した図面と、刺繡したもの 後者は、柔らかなニュアンスや遊び心のあるものになるでしょう。パーツの大きさが色々あったり、不揃いな感じにしていく際に生きる方法でしょう。イメージするものに適した方法を選択していく事で、より豊かな表現やニュアンスを醸し出す事が出来ます。 今日、刺しゅうされていた方のものは、とても安定感のある美しい仕上がりになってきていました。ステッチ刺しゅうに数ヶ月間、集中して来た成果が出ているように思います。 あらかじめ計算し、その通りに刺しているもの 応用課題の方は完成に向けて全体感を見ながら、一部のカラー をビーズ刺しゅうを加えて調整される事になりました。ぎっしり敷き詰められたピンクのステッチはまるで生地のようにも見えます。生地であれば縦糸と横井と の交差になりますが、刺しゅうであるからこそ流れる様な糸の曲線美が見られます。完成が楽しみですね。 ぎっしり敷き詰められたピンクのステッチ 試験が来週に迫りましたので最後の練習を致しました。ビーズの刺しゅうを25分くらいで糸始末まで完了された方もいました。試験の際には、シャペスパンのコットン糸を使用します。こちらでご準備しますので、当日は刺しゅう枠とオレンジのオーガンジーをお持ち下さい。オーガンジーがない方はお声がけ下さい。 この機会を通じて、一つの目標をクリアしていく事で確かな自信をつけ、その技術と鮮やか...