4/15 Lesson リュネビル法のスパンコールやビーズの刺繡の完成度を高めるポイント

4/15のスクールの内容


10月スタートクラスでは、ビーズ・スパンコールの課題、自由課題を進めました。
スパンコールやビーズの刺繡に慣れた方も増えてきました。 そこで更に完成度を高めるポイントをお伝えしました。

●一つ一つのビーズサイズに合わせたステッチ幅の取り方
●角などの図案に合わせ、パーツ数の調整をする事
●慣れて来たら糸を引く力を加減していく事 


愛らしい仕上がりになりました


円形のスパンコール刺繡は最後の方の針の刺し方に
少しテクニックが入ります



特に3点目の糸の引き加減 によって、スパンコールの安定感が変わります。これは刺繡枠から生地を外した時の生地の縮みだけでなく、以外に感じるかもしれませんが、力を緩めた方が パーツの配列自体も整ってきます。これは直に見ながらご説明した方が分りやすいと思いますので、聞きたい方はお声がけ下さい。 


小さなリボンの輪郭に沿ってビーズが見事に埋められました


応用課題を進めている方の作品も着々と形になってきました。ステッチ刺繡や金糸刺繡、スパンコール・ビーズなど様々な表現がミックスされた素敵な作品に仕上がりつつあります。またこれから応用課題に入る方のアイデアにもワクワクさせられました。



そして、試験に向けてビーズ刺繡のテスト(模擬練習)をしました。今日の注意点として、交差するラインのビーズの配列方法をお伝えしてからやってみた所、交差の角度に合った美しい配列をされました。(交差の角度に合わせて開ける間隔を変える必要があります)カーブのビーズの間隔のバランスもいい感じになってきて回数をこなすごとに、着実に美しくなってきています。達成感も感じられたのではないでしょうか? 


あとはスピードですが、これ は練習を重ねれば重ねる程、早くなっていきますので30分、紙を外す事を考えると25分くらいを目指して頂くと良いでしょう。気が張ったり緊張する事もあるかもしれませんが、毎回の模擬テストだけでも格段に皆さんの技能や手仕事のスピードや質が向上していますので、必ずプラスに生きていくでしょう。

交差するポイントの参考作品



1月スタートクラスでは、イニシャルのデザイン課題に入りました。素材の組み合わせのご相談いただき、あれこれと合わせてみました。さらにデザインを追加したりレースやスパンコールなどを組み合わせ、より図案が生きて表情豊かな仕上がりになりそうです。スズランの花にリュネビル・サテン(リュネビル法によるサテンステッチ)の刺繡をして立体的に盛上げる手法をやってみました。少し細部の刺繡は難しいですが、作品に立体感が出て存在感も増していきます。完成が楽しみですね。 





今日は試験の模擬テスト後にちょっとティータイムを設けました。集中力を使いますので、少し身体もリラックスさせてメリハリを持たせると良いでしょう。 




フランスのTV番組の録画で、現地の刺繡の専門技術の映像をお持ち下さった方
(ありがとうございます!)がいましたが、こちらのPCで再生ができませんでしたので、試験の日に終了後、お茶しながらゆっくり見させて頂く事にしました。試験後の方が皆さんも気楽でしょうし‥‥。
また、刺繡のリングピローを作りたいというご相談を受けましたので、今回のコラム09はそれについて触れたいと思います。



今週も刺繡のひと時と共に、皆さんの日々が生き生きと充実したものになりますように。

進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:30からとなります。





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