6/30のレッスンの内容 

6/30のレッスンの内容 


今回も、デザイナーコースではプレゼンテーションからスタートしました。1点目は、少しづつ内容を固めて時間をかけて企画してきましたが、2点3点と進める中で、コツを掴んだ方は次々と進められました。課題としては3点になりますが、取り組みたい方はどんどん進めて見てください。

また今回のプレゼンでは、企画書はシンプルでありながら、プレゼンの説明ではグッと相手を引き込んで伝えるという所まで進めた方もいらっしゃいました。自分自身の掴んだ確信が、相手の心を動かす説得力のある言葉やエネルギーとなって発揮されていたことが良かったです。その内容を企画書の書面に形にしておけると、相手先の社内で検討される際にも、そのエネルギーがまた熱を帯びるでしょう。それぞれの方の個性が感じられ、生き生きとしたワクワクするひと時でした。さらにどんなものが飛び出してくるか、とても楽しみです。

オートクチュールスペシャルコースでは、各チームのデザインに従って、ドレスのドレーピングや刺繍を進めました。刺繍を先に進められているチームは、オーロラカラーのクリスタルやスパンコールがゴールドに透明感を添えて、マケット(刺繍の試作)が完成しました。作り手の皆さんの美しさを求めるピュアな思いや愛が詰まっていることが、何よりも美しいのかもしれないと、とても満たされた気持ちにさせていただきます。完成に近づいていく過程も幸せです。






ドレーピングは、素材によって変わるラインの出し方や、添わせ方、ダーツの向き、長さ、そして全体のシルエット、こうした全ての工程を一つでも多くのモデル、多くの素材に触れながら、感覚として掴んでいきます。さらに慣れてくると、手で触れて形にしているシルエットの形が、同時に頭の中で、型紙がどんな形になっているか描けるようになっていきます。そうすると、計算していなくても記事と戯れているうちに自然と計算させていたかのような形が出来上がっていくようにもなります。直感と論理はある一点を超えると、両者を隔てるものがなくなり、超越した一つのものになるのかもしれません。そんな時に、感覚的にも美しくそれでいて合理性の高いものが生まれていくのかもしれません。








スペシャリストコースでは、最終試験の再試験を行いました。今回は、今までに見たことがないくらいとても美しいカーブで刺繍が仕上がっていました。針目と隙間だけが残念でしたが、この柔らかいチュール上ににゆったりした糸調子で、スパンコールが美しく連ねられたのは、素晴らしい技でした。



4月コースの方はスワンの刺繍を進めました。ステッチを1ミリほどの幅で、極微の美しいステッチをされている方は、針が通らなくて苦戦されていました。刺しにくいほどに細かいのですが、その大変さも美しさでかき消されていくようなライン・・・。完成までもう少しです。終了した方は、イニシャルの自由課題に入りました。自分でオリジナルのイニシャルのデザインをし、素材やカラーを選び自由に進めていきます。手書きで素敵なイニシャルのオリジナルデザインを完成されました。どんな刺繍になっていくのか、とても楽しみです。






先日から、素敵なビーズ入れを作ってみんなにプレゼントしてくださった方、本当にありがとうございます!飾っておきたいくらいですね。刺繍をするのがますます楽しくなります。




今週も皆さんの毎日がよりクリエイティブに輝きますように。









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