6/16のレッスンの内容 

6/16のレッスンの内容 


デザイナーコースでは企画のプレゼンテーションからスタートしました。今週は、これまでに一つ一つ丹念に情報収集し、固めてきた導入部を含め、いつもより少し長い5分間の企画内容のプレゼンテーションを行いました。以前に、受講生の方が、「スティーブ・ジョブズのプレゼンの方法は、多くの人々と全く逆の特徴を持っている」ということを説明してくれていました。こちらのサイモンシネック

さんの「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」の内容のことかもしれません。(そうしょうか?)わかりやすく面白い、本質を捕らえられたプレゼンテーションです。参考になるかと思いますので興味のある方はご覧ください。→https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action?language=ja#t-392358

この中の後半に出てくる『導く人』については、自分自身を説得するときにも使えるかもしれません。これが習慣になると「“しなければならない“事も“したいこと“」に変わり、自分を変える力にもなるでしょう。

また、次のような、具体的な手法もあります。①プレゼンテーションの主張に理由を添えて、構造をシンプルにする
②心情と情景をありありと語り、ストーリーを織り込む ③相手に共感し、相手のために尽くす
 ④心をポジティブな感情で満たし、身体のメッセージを意識など様々な観点からのアプローチです。

プレゼンテーション慣れてきた所でさらに脱皮したい方は、真に「導く」事ができる、“全身を使って、エネルギーを放出できる存在”を目指していってください。今の皆さんなら、そこを目指していけると確信しています。

そして今回は、プレゼンテーションを主として、企画の細部にも踏み込んでいきました。3つの企画を完成させていくことを目指して進めていきましょう。





スペシャリストコース7月クラスでは、スパンコールの試験課題に取り組みました。細部までスパンコールの並びやステッチ幅、糸調子を確認しながら、綺麗に整った刺繍が仕上がっていきました。あとは回数をこなして練習し、スピードを上げていきましょう。とても安定感のある美しい刺繍になってきています。


1月クラスではビーズ刺繍の基本課題を進めました。初めは、今まで使ってこなかった左手でビーズを送る事は大変ですが、ビーズを一つ一つ送っていく感覚がつかめると、糸調子やステッチ幅を考慮する余裕も出てきます。ビーズやスパンコールの刺繍は、下側(裏面)が表になりますので、時々裏返してチェックしながら進めていきましょう。仕上がりは存在感が増しますので、見るのも楽しみですね。




4月クラスでは、スワンの刺繍を進めました。細部の刺繍の仕方も学び、完成が近づいてきました。終了した方は、試験課題の雪の結晶のデザインに取り組みました。先の部分の細やかなディティール表現の難易度が高く糸調子や、針を刺すわずかな位置で変わってきます。糸調子に気をつけると、生地が縮んだり穴を開けることなく仕上げていく事ができます。意識しながら進めると、刺繍のラインや印象も変わってきました。







オートクチュールコースではいよいよドレスのドレーピングに入っていきました。タイトなシルエットを形にするために、フレアーラインの時は下に落としていた生地をぐっと引き上げてラインを出していきました。こういったところは、他のグループの方も見て参考にされると良いでしょう。シルエットラインによってドレーピングが変わってきます。他のグループもそれぞれに形にしていきました。刺繍を先に仕上げるグループはマケットから刺繍図案をおこし、シルエットやデザインにポイントのあるグループはトップのドレーピングを。細部まで確認しながら進めました。





経営学者のピータードラッカーの書籍にもこんな話が描かれています。パルテノン神殿をつくった人の代金の請求額が高く、「裏側は見えないのだから、表だけきちっとやってくれたらよかったのだ。」と依頼者が言うと、「いや、神々は見ておられる。人間には見えなくても神には見えている。」と言ったそうです。「何のために働くか」と言っても「神のために働く」と言うことになれば、建築をする人も、彫刻をする人も念の入れようが変わってくると言うものでした。

パルテノン神殿は、現代の利便性が求められるスピード社会が到来してもなお、世紀を超えてその形(カケラ)が残されている。そんな歴史的遺産となっています。現代、生み出されているものは、果たしてどのくらいの存在し続けるものになるでしょうか?時を超えても感動を与え続けるような、そんな創造に携わる事ができたら作り手の神聖な魂も生き生きとした喜びを感じるでしょう。それを成し遂げる人は、上記のサイモンシネックさんの言っていた「導きの人」に近しい存在であるかもしれません。






今週も、皆さんの1週間がよりクリエイティブに、素敵なものになりますように。

今日も新鮮ななひと時をありがとうございます。





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