1/20のレッスンの内容 オートクチュールコース

オートクチュールコースでは、コルセットのドレスのドレーピング・仕立てを進めました。

4月クラスの方々はドレスが完成に近づいてきました。先週はアイロンのプレス処理の仕方とコツをご説明しました。プレスの仕方が良くないと美しい仕立ても損なわれてしまうこともありますし、一方では、仕立てがイマイチでもプレスのテクニックによって見違えるような仕上がりに変わることがあります。完成度を決める重要な工程と言えるでしょう。


スカート部分は左右不対象でアシンメトリーに

スカートの裾部分はさらに動きのあるフレアーに仕上がっていきます


袖付けの確認 綺麗な立体に


今回は仕立ての最後の試着確認をし、それぞれに仕上げに入っていきました。完成が見えてきてイメージどうり、あるいはイメージ以上になってくると、より手も動きます。何かがもう一歩だという時は、ままだまだ超えられる何かがあります。しかしその苦しいような葛藤を乗り越えて、これだ!というところまで行き着くと、本当に洗練されたものになっていきます。苦しみ抜いたあこや貝のように、麗しいパールのしなやかな輝きが現れます。 作り手の極限を超えた至福の時。またひとつ、一点もののドレスに何とも言えないオーラが生まれます。


突き詰めれば本当に終わりのない道ですが、無限の可能性が秘められた極地でもあるでしょう。そんなドール(人形)のウェディングドレスの時にも感じた最後の“戦い”を感じている方もいらっしゃるかもしれません。行き詰まってしまった時はいつでもお声がけください。必ずそのドレスにしかない素敵なクライマックスが待っているので、大丈夫です。



今回は7月クラスもドレスのドレーピングに入りました。コルセットを着用いただくと!!驚きの細さに!もともと細身の方ですが、コルセットのフィット感に思わず釘付けになってしまいました。上半身のドレーピングを進めました。きりびつけこれから形になっていくのが本当に楽しみです。

しっかりフィット コルセットはまだ閉められそうです




今回は長時間のフィッティングで貧血気味になってしまわれた方がいらっしゃり、少し休まれました。今日は体調がすぐれなかったとのことですが、コルセットは着物の帯のように締め付けがあるので、気分がすぐれない時は遠慮せずおっしゃってくださいね。閉め具合も加減します。

同時に何人も見て回っているので言いにくかったかもしれませんね。配慮が十分でなく本当に申し訳ありませんでした。私も今後はもっと注意するようにいたします。


今日も素敵なクリエーションをありがとうございます。
次回のスクールもこちらで15:30からとなります。





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