11/18のレッスンの内容 オートクチュールコース


11/18のレッスンの内容 オートクチュールコース

オートクチュールコースでは、実物大のコルセットのドレスのドレーピングや、仕立てを進めていきました。今回はレースの袖のドレーピングをしていきました。ドレスの上部にハイウエスト位置までレースを重ね、その裾部分にスカラップを使用します。従って通常は襟元や胸元などの上から順に合わせてドレーピングしていきますが、今回はスカラップの部分を合わせて下から進めていきました。


スカラップの部分を合わせて下からドレーピング

ドレーピングが全 くはじめての方もピン打ちに慣れ、シルエットを形作れるようになってきました。袖は洋服のドレーピングの部位の中でも最も奥が深いポジションでもあるので、様々な袖を形にして数をこなして身につけていくと良いでしょう。 
袖は最終的に写真より更に細身に

 前袖と後ろ袖は、前見頃の袖ぐりと後ろ見頃の袖ぐりの寸法に若干ゆ るみを持たせた寸法(大きくなる)になります。ゆるみの寸法は素材やデザインによっても変わってきます。またフォームや角度もカジュアルな動きやすい袖と フォーマルでかっちりした袖など、デザインやシルエットによって変わってきます
 
バックスタイル
レースとその色合いがご本人の肌にとても似合ってマッチしていました。更に体型を生かしたり、アクセサリーを添えた時の雰囲気にを引き立てる様な、デコルテ(襟元のライン)のカッティングや、シルエットのバランスをとっていきました。こうした個人の体型やイメージを細部まで高めていけるのは、オートクチュールの一点ものの仕立てならではの仕事です。そして仕上げの仕立てでそれが完成されたものになっていきます。

12月中にドレス制作は終了し、その後はストールやボレロなどのトップのアイテムに入っていきます。ドレス制作にじっくり時間をかけたい方は、トップのアイテム制作はせずに進めて頂いてもかまいません。

今日も素敵なクリエーションをありがとうございます。
次回のスクールも西麻布の講習室で15:30からとなります。



 

*掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。*

Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.













このブログの人気の投稿

5/20 Lesson オートクチュールコース 「地直し」をした生地を使用し、手縫いの基礎練習

スクールのコラム10  パリのオートクチュールのメゾンとLegeron(レジュロン)

3/17のレッスンの内容 オートクチュールコース