9/24のレッスンの内容 スペシャリストコース 刺繡の世界を味わったレッスン
ス ペシャリストコースの10月クラスでは、スパンコールの刺繡がかなり安定した仕上がりになって来ました。柔らかなチュールへの刺繡は難易度が高く、蜂の巣 の様に分かれた穴をつたわせながら、どのように滑らかなカーブを描くか。という所はとても集中力が入りますが、心と手の技とが一体になる様な感覚も覚える 様になってきているのではないでしょうか? 皆さんの刺繡を見ながら、そんな事も感じて、こんなに変わっていくものなんだなと、しみじみと変化に驚きまし た。そして裏側の縫い代の処理の仕方、仕上げ方をご説明しました。カラーを変えて応用課題として作られている方もいますが、色によって印象が変わりこちら も完成が楽しみです。
1月クラスではビーズ刺繡の最後の作品が完成しました。こちらもチュールへの刺繡で難しかったと思いますが、生地が縮んだり変形する事なくとても美しく仕上がりました。糸始末もしっかりされています。その後はいよいよ応用課題として立体的なパターンを組み立てながら作成されました。その後は パーツを決めて、図面を書き入れていきますが、こうした工程も何だかとてもクリエイティブでした。
4月クラスでは、芸術表現としてミュシャの絵の表現で完成された方もいますので、写真でご紹介します。みんなで「芸術だ‥‥。」「アートだ‥‥。」とため息が出る様な見応えのあるひと時を味わいました。作り手の刺繡を愛する、楽しむ気持ちが伝わってくるようで、とても幸せな気持ちになりました。
図案の表現の為に様々な刺繡の仕方を工夫されました。糸の限られたカラーバリエーションを混ぜ合わせた事で、素敵な表現が繰り広げられました。何か‥‥懐かしい様な、夢が広がる様な世界観に引き込まれます。
顔の肌部分は2色の糸を同時に刺繡 |
豊かな彩りの葉っぱ |
よく見るとチェックの様な表現、絡みあみの様な表現 |
一本の糸から面へ。絵画へ。アートへ。という挑戦でした |
7月クラスでは、自由にデザインする応用課題に入りました。「練習でいろいろ刺繡してみました。」との事で見せて頂いたものに、心奪われました。糸一本から何かが生まれていく事の面白さ。それが一杯に表現されていて、とてもいいエネルギーをいただきました。個性も光ってますね。
焼き肉屋で仕事をする友達へのプレゼントだそうですが 愛嬌があって可愛いです。 |
まるで生地や織物の様にも見える刺繡の練習 |
皆さんの意欲に押されて、3ヶ月後のビーズ刺繡の説明も致しました。進めて頂いてもかまいませんが、一応スクールでは、右手のステッチに十分慣れてから、左手も使うビーズ刺繡に取り組んでいます。まずは右手のステッチを極めて作品から製品としての完成度をもたらす技としていただきたいからです。ただ、どうしても突き上げてくる想いが止められない!と言う方は、突き進んで下さい。喜んで応援致します。
作品をSNSなどにアップしても良いですか?との質問をいただきましたが、自分が作られたものなどは自由に載せていただいてもかまいません。他の方の作品や他の人が映ったものは、その人に一言聞いていただけると幸いです。
今週も刺繡のひと時と共に、皆さんの毎日が輝いていきます様に。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00からとなります。
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