5/13 Lesson デザイナーコース デザインの本質的な概念 から企画プランニングの スキルを身につけるコースのスタート


5/13のレッスンの内容 

今回新たにデザイナーコースがスタートする事になりました。

デザイナーコースではデザインの本質的な概念 から、発想・創造・構想していく企画プランニングの スキルを身につけます。服のデザインからファッションショー企画へ応用していきます。

今回は服のデザインをしていく上でベースとなるデザイン画の人体のプロポーションの描き方を学び、描いていきました。デザイン画は実際の人間の体型よりもやや顔が小さめの8〜10頭身のバランスで描かれます。ウェストは顔の1.5倍程度の幅、肩幅は2.5倍などといった目安があります。 



正面から見たプロポーションと斜めの角度からのプロポーションでは後者は立体として表現する技術が求められます。また重心をかける足の足首と首の中心の位置を定位置に決めるコツをつかむと、どんなポーズもバランス良く描く事が出来ます。こうした事を実際に何度も描きながら身につけていきました。数時間の間にも、とてもバランスがとれてきて、ラインが滑らかになっていく様子を目の当たりにし、これからどんなものが生み出されていくだろうととてもワクワクしました。 

 

そうした中で良い質問をいただきました「様々なポーズを描ける様になる為に練習していくのですか?」というような内容です。

ブランドによってはデザイン画のポーズは、全てのデザイン画を同じポーズで描く場合もあります。ハンガーイラストなども、仕様書に付ける一定の寸法や型に合わせて描き、こうしたものはデザインを正確に伝える役割が大きいでしょう。

オーガンジーのモチーフのドレス Elieux

 
上の写真のドレスの特徴を伝えるハンガーイラスト


しかしパタンナーさんやモデリストさんにデザインしたものを形にして頂く場合には、形だけでなくどんなイメージや雰囲気を持たせたいのか、デザインポイントなども伝える必要があります。様々なポーズを描ける様になるというのはイメージや雰囲気に合った表現をし作り手の創造力を引き出していくという目的もあります。
流れる様な特徴的なモチーフのイメージを伝えるデザイン画



ワイルドなイメージのブルゾンなのであれば動きのあるポーズで強いラインで描いていく。繊細で柔らかなドレスであれば、柔らかさや儚さが伝わるポーズでしっとりと描く。そうしたイメージを導き出していく役割もあります。 その為のポーズの練習にはファッション誌のモデルさんの写真を参考に練習していく事も良いでしょう。


 
ニュアンスカラーのドレスとシンプルなポーズ

マニッシュなジャケットとクールなポーズ

モダンなスタイリングと動きのあるポーズ

ウェストのデザインが強調されるポーズ

フェミニンなドレスと女の子らしいポーズ

様々なペンの走らせ方や素材の描き方などの表現バリエーションは、今後実際に実演し練習しながら、アイテムごとにも学んでいきますので楽しみにしていて下さい。
心に思い描く世界を自由に表現する事。あるいはペンを走らせながらイメージが拡がってデザインしていく事。真っ白なページにクリエイティブなものが描き出していける創造の喜びを味わって頂けたら幸いです。

次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で18:30からとなります。






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