5/20 Lesson スペシャリストコース  オートクチュールの仕立てのドレスに施すリュネビル刺繡

5/20 のレッスンの内容  スペシャリストコース


10月クラスでは、現在作成中のドレスの刺繡に取りかかりました。先週少し練習してみて頂いた極小スパンコールを使用し、ドレスの表地に刺繡をしていく練習をしました。ドレスの表地は、紗のような縦糸と横井との目の粗さの抜け感があり、非常に繊維も細く繊細で、引っ掛かりやすさもあります。まずはこの素材に慣れるために、同素材で練習頂きました。刺繡の糸調子も程よく縮んだり縒れたりせずに美しい仕上がりになっていました。ビーズの送りの感覚に慣れるまでは、2個の重なりやビーズの抜けを進むごとに確認していくと良いでしょう。

極小ビーズを用いたドレスの刺繡の練習課題




4月クラスでは、基本のステッチの練習をしました。ステッチは、まだ慣れないかもしれませんが、糸を引き上げるコツをつかまれスムーズになってきていますので、この調子で進めていって下さい。以下の様な内容をご説明しました。

●図面を止める方法やコツ
●ステッチの止め方(玉止め)時のコツやポイント
● 糸の引き上げる時のコツ
●スパンコール刺繡の際のステッチの間隔やカーブの曲がり方 


下図の様に針は鉛筆を持つ様な形で持って、やや生地に垂直に立てる様な形で刺していきましょう。ステッチは、幅や糸調子によって仕上がりのニュアンスが変わって来ます。ステッチにはその時の心境も現れます。緊張したり、焦ったりと心が並だっている時は、引っかかったりしてラインも乱れがちです。一方、落ち着いているときなどは、スムーズに進んでいきます。さらに心境が良い状態や、誰かに素敵なものを届けたいな.というような愛がこもると、とてもあたたかい雰囲気が出て来ます。そういった意味では、刺繡をする事で逆に癒される面もあります。

 
刺繡の仕方








ノートもうまく活用いただければ幸いです。参考にノートの活用例をご紹介します。着々と技術を磨かれおり、楽しんで練習に取り組まれている感じも伝わって来ます。質問などもありましたら自由に書いて頂ければと思います。毎日5分でも、刺繡の時間を取って手をならしていくのは、地道ですが近道です。習慣化する事で楽に自然な流れで身につけていく事ができます。その経験や記録、気付きは自分のもの(技術)になり、自信にもなっていくでしょう。 

 
ノートの活用例 毎日の記録

 

今週も刺繡のひと時と共に、皆さんの毎日が輝きますように。

進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:00からとなります。



ステッチも美しい応用課題 (生徒作品)





*掲載されている作品・画像・文章などの無断転載・複製・デザインの利用は固くお断りします。* 

Copyright 2017株式会社エルスタイル,All Rights Reserved.





 

このブログの人気の投稿

5/20 Lesson オートクチュールコース 「地直し」をした生地を使用し、手縫いの基礎練習

スクールのコラム10  パリのオートクチュールのメゾンとLegeron(レジュロン)