4/29 Lesson リュネビル法のオートクチュール刺繡の技術試験とシャネルのコレクションの映像

4/29のスクールの内容


10月スタートクラスでは、半期が終了し技術試験を行いました。

半年間、色々な課題を通じて身につけて来られた技術を確認する機会です。数日前に、練習したもののクオリティを見てほしいと、記録ノートの写真を送って下さった方もいて、その1日1日の取り組みに感激しました。特にビーズのカラーをミックスさせたりして楽しんで練習されたイニシャルがかわいくて、何度も見入ってしまいました。更にキレイに仕上げるいくつかのポイントをお伝えしました。 



多色ビーズでのイニシャルの練習

スクールの記録ノートに残された足跡


試験中は、2ヶ月以上前から試験の練習時間も少しずつ設けてきましたが、やはりとても緊張感が伝わって来ました。同時に皆さんが着々と針を進めていかれる姿は、レッスン開始の頃とはまるで違って、別人の様にも思えました。次回のスクールで採点したものをご返却致します。  






1月スタートクラスでは、イニシャルの応用課題が仕上がって来ました。少しスパンコールなども添えられて、とっても表情豊かな素敵な仕上がりになりました!華やかな蝶によってイニシャルの Tがより優しい印象になりました。裏方でしっかりと着実に、素敵なものを創り上げる仕事をされる、Tさんらしい作品のように感じました。
 

イニシャルの応用課題

サテンステッチによるスズラン
かなり拡大していますが、このスズランの細部のステッチは↑、本当に小さくて細かな仕事で大変でした。手先の糸の引き加減に気を配りながら見事に花びら先まで表現され、優しいステッチとシルク糸の光沢や暖かみが、生き生きとした空気を感じさせてくれます。 
 

スパンコールやバックのツイードも華やかさを添えています
イエローも新鮮ですね!


1時間程度で終了し、今日はその後にシャネルのコレクションモデルを手がける人々の映像(仏TV番組の録画)を見ました。中でもフランスの刺しゅう職人さんの所を中心に。通訳と言える程ではありませんが、かいつまんで日本語に訳してお伝えしました。ブロイダーと呼ばれる職人さんの見事な手仕事から、様々な美しい刺しゅうのドレスやジャケット、スカートが生み出されていく様子が印象的でした。映像をお持ち下さった方に感謝致します!


今週も刺繡のひと時と共に、皆さんの毎日が生き生きと鮮やかに彩られますように。

進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールはゴールデンウィークのお休みをはさんで5月13日、西麻布の講習室で13:30からとなります。






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