3/18 Lesson ビーズやスパンコールのオートクチュール刺繡を生かして自分でイメージ・デザインしたモチーフの制作
3/18のスクールの内容
10月スタートクラスでは、先週と同じようにクリムトの課題が終了した方はビーズ・スパンコールの課題を進めました。
クリムトの課題では芸術表現を目的としており、個人の感性や個性を生かして自由に進めて頂いていますが、全体の構造のベースとなるアウトラインを描いて構築的に進められている方もいて、とても新鮮でした。
ビーズやスパンコールの課題では、同じ色や形のビーズで同じデザインの刺繡をしてみても、刺し方や間隔の取り方のわずかな差で違った雰囲気が出てくることをそれぞれの方の作品から学びました。また基本課題を終えた方は、自分でイメージ・デザインしたモチーフの制作に取り組まれました。ピンクの滑らかな優しい色のスパンコールを選ばれ、オリジナルのデッサンにイメージをかき立てられます。創造する喜びが伝わってくるものは、それ自体が相手の心を開かせてくれる様にも感じました。
その後、試験の練習という事で今回は初めて雪の結晶の刺繡をし、仕上がりの確認をしました。初めてでしたが、殆ど形にする事が出来ました。イニシャルとは違って角や交差するポイントが多いため手はかかりますが、その部分をくっきりと美しく仕上げていけるとさらにクオリティが上がっていきます。
1月スタートクラスでは、オリジナルイニシャル刺繡の課題に入りました。素材やカラーを自分で選び、イメージを膨らませデザインをしていきます。イメージやコンセプトを自分の中ではっきりと描いてブラッシュアップする事で、伝わるものや存在感が全く変わってきます。以下の2点が本課題のポイントになります。
● 基本のステッチを繰り返したり異素材で応用し刺繡のクオリティを磨いていくこと
● 単なる糸の配置をするのではなく、心にイメージを描きながら刺繡をしていく事で、豊かな刺繡表現をしていくこと
一つ一つ愛情がこもっていくことで愛着も湧いて、額に入れたい様な素敵なものにもなっていくでしょう。世界観を心に描きながら進めていくと生き物のように生気をもった美しさや華やかさ、明るさ、優雅さなど、実に豊かな表現が可能です。刺繡芸術ともいわれるルサージュの刺繡をアートとしても楽しむ事が出来たら素敵ですね。
イニシャルTのデザイン(裏面) |
今回は、「エルメスの手しごと」展に行かれた方が、パンフレットを見せて皆さんにその様子を教えて下さいました。表参道の会場にエルメスのメゾンに受け継がれる10種の手仕事のコーナーが設けられ、フランスから来日した職人によるデモンストレーションが行われました。スカーフの端を手縫いでかがっていく巧みな職人の技術やポリシーが伝わってくるようで、ワクワクしました。
残念ながら3月19日(日)で終了という事でしたが、銀座メゾンエルメスでは、表参道の会場と呼応する形で、「エルメスの手しごと」展"メゾンへ ようこそ"を開催。職人や手しごとに関連する映画上映やトークセッション、ワークショップなど参加型のプログラムを通じて「エルメスの手しごと」展をより 楽しめるコンテンツが用意されている様です。興味のある方は、足を運んでみて下さい。 (photos : Fashion Press)
また、今日はホワイトデースイーツをお持ち下さった方がいらっしゃり皆さんでいただきました。可愛すぎる一口サイズのスイーツ はアートのように一つ一つとっても可愛くて美味しくて幸せに満たされました。本当にありがとうございました。(photos : UN GRAIN/アン グラン 表参道)
今週も刺繡のひと時と共に、皆さんの毎日が素敵なものになりますように。
進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールはスカイプを使用し、オンラインレッスンを行います。13:00頃からスカイプのテストを開始します。 詳細を改てご連絡しますのでご確認をお願いします。
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