3/4 Lesson リュネビル法のビーズ・スパンコールのオートクチュール刺繡 コツやポイント
3/4のスクールの内容
10月スタートクラスでは、クリムトの課題が終了した方はビーズ・スパンコールの課題を進めました。
クリムトの課題では2色の糸を同時に引き上げて混ざり合った美しい色合いを出されている方がいました。2本の糸の引き上げはなかなかの技がいると思います。新たな試みも新鮮でした。(写真をいただいておけば良かったですね。出来たら撮って頂けると嬉しいです)
スパンコールの刺繍に入られた方は、以下の様な内容をご説明しました。
● スパンコールの準備(糸に連なったビースの移し替え方、止め方など)
● スパンコールを送る時のコツやポイント
● スパンコール刺繡の際のステッチの間隔やカーブの曲がり方
スパンコールはステッチの幅によって仕上がりの厚みや雰囲気が変わって来ます。今回は初めてなのでスパンコールの半径よりやや小さい幅で刺していただきました。
その後、試験の練習という事でイニシャルの刺繡をし、仕上がりの確認をしました。以前は40分くらいかかっていたものを練習を重ねて、21分くらいで(糸の処理とペーパーを外す所まで)仕上げられるようになった方もいらっしゃいました。どの方も滑らかなラインが描けていて、注意点はステッチ幅やラインの太い部分の糸の配列のみでした。細いラインのステッチは一本でもかまいませんが、2重(一本目の真上に重ねる)で刺繡出来ているとより美しくプラス点の要因になります。全体的なグレードも上がって来て、最初の頃の皆さんの刺繡を思うと成長ぶりをひしひしと感じさせていただいています。
1月スタートクラスではスワンの刺繡を進めました。以下の2点が本課題のポイントになります。
● 針の刺し方や角度、糸の引き上げ、姿勢などの刺繡の基本的なフォームを身体に覚えさせる。(意識しなくてもそのようになっていくように)
● 手仕事の仕上げによる繊細な細いラインの表現。(アウトラインステッチを入れて)
針の角度や糸の引き上げが美しくなってきています。姿勢も出来るだけ真っ直ぐに出来るようになっていくと無駄な力が入らないようになっていくでしょう。2重(一本目の真上に重ねる)にする細いラインのステッチも細く美しく描かれ、凛としたスワンの雰囲気が出てきています。
こんな仕上がりになっていきます。(前のクラスの方の作品です) |
進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:30からとなります。
刺繡のひと時と共に、皆さんの1週間が素敵なものになりますように。
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