2/18  lesson 芸術的なオートクチュールの刺繡表現。クリムトの課題

2/18のスクールの内容

前回は最初に試験の練習という事でイニシャルの刺繡をし、細かなポイントや仕上がりの確認をしました。スピードを意識しながらも、滑らかなラインが描けていました。繰り返していく事で、手も慣れて来ますので、毎週続けていきたいと思います。

その後、引き続きクリムトの課題を進めました。
線で描かれるステッチが様々な色合いの糸で埋められて、絵としてのカタチになりつつあります。グラデーションの色使いも立体感のあるものになってきました。ザッと終わらせるのではなく、思った以上に丁寧に向き合い進めていかれる皆さんの姿に心打たれました。写真を頂いている方のものを添付します。


那須さん (もう少しグラデーションして完成) 



田中さん(完成)


完成した方は、ビーズの刺繡に取りかかり、丸ビーズや竹ビーズのステッチに取り組みました。今までかなりステッチをこなしてきましたので、ビーズ刺繡に慣れるのもスムーズであるように感じました。 

全体としましては毎回の事ですが、刺繍針を垂直に動かす事、姿勢などに心がける事や、スピードを上げていく事についてお伝えしました。イニシャルや雪の結晶の刺繡等、単調な繰り返しは飽きてくる事もあるかもしれませんが、フォームや無駄のない動き、リズムは繰り返していく程、洗練されていくでしょう。

以前にも少しお話しましたがフランス映画で「クレールの刺繡」という作品があります。クリスチャン・ラクロワの刺繡を手伝う事になった17歳の女の子のストーリーですが、美しい作品の素敵な制作風景等もご覧頂けますので、興味のある方は気分転換を兼ねてご覧下さい。
刺繡のひと時と共に、今週も皆さんにとって素敵な一週間になりますように願っています。


進捗状況を見てほしいという方や質問などある方はいつでもお声がけ下さい。
次回のスクールも前回と同じ西麻布の講習室で13:30からとなります。






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